北京五輪選手村の贅沢ベッド、東京五輪ダンボールベッドの評価下がる
東京五輪選手村のベッドは、エコに配慮したダンボール製ということで話題になった。しかし、寝心地に不満を持った選手は少なくなかったようだ。
2月から始まる北京冬季五輪のベッドはどうか、というと、なかなか贅沢な仕様らしい。アメリカのリージュの選手がそれをTikTokで紹介し、東京五輪で寝心地悪い思いをした選手たちを、羨ましがらせている。
東京五輪よりワンランク上?
リージュの女子選手、Summer Britcherさん(27才)は、1月28日に動画を投稿した(下のもの)。冒頭で「見せたい、すごいものがある」と言った彼女は、次のように続ける。
「ここ(北京の選手村)のベッドはダンボールじゃないというのもあるけど、それより、まるで北京の(オリンピック)組織委員会が『東京より完全に一段上を行くにはどうするか』を考えているみたい。そう思えるのがコレ」
そして見せてくれるのが、ベッド用のリモコン。ボタンを押すと、ベッドの頭の部分が自動で起き上がる。贅沢にも電動リクライニングベッドなのだ。
さらに彼女は、心地よさそうにベッドに潜り込み、「無重力モードに入った感じ。これは驚異的」と寝心地の良さをアピールする。
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東京五輪選手から羨望
海外メディアによれば、東京五輪に出場した選手たちがこの動画を見て、羨むコメントを書き込んでいるそうだ。例えば……
「東京オリンピックの選手だった私は、この動画を見て、ダンボールベッドがどれだけ寝心地悪かったかを思い出す」——パラリンピック・シッティングバレーボールの金メダリスト Emma Schieck
「泣いているわ」——東京五輪女子ウェイトリフティングUSA代表 Mattie Rogers
アメリカの女性ラグビー選手・Ilona Maherさんは、動画でコメントを返し、わざと泣き真似をしながらこう言っている。
「そのベッド、リモコン全自動なんだって? (無重力)モードまであるの? 大きいベッドなの? すごく大きく見えるけど……。私たちの東京のベッドはこのくらい(親指から人差し指の幅)で、すごく燃えやすくて、すごくすごく固くて、背中が、一週間くらい寝ていたら痛くなったわ。でも、あなたはそのベッドを楽しんでね。すごくいいベッドに見える」
五輪に惜しみなく力を注ぐ中国。まずはベッドの人気で、日本は差をつけられてしまったようだ。(了)
出典元:New York Post:Plush Beijing Olympics beds put Tokyo’s cardboard mattresses to shame(1/28)
出典元:Mail Online:‘Beijing really said, how can we one-up Tokyo?’ US athlete shows off plush REMOTE-CONTROLLED beds (with no cardboard!) at the Olympic Village in China ahead of 2022 Winter Games(1/28)