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フランスのワイン畑で霜対策、ブドウの木に蝋燭が灯され幻想的な風景が広がる

フランスのワイン畑で霜対策、ブドウの木に蝋燭が灯され幻想的な風景が広がる
Twitter/Randz/Titouan Rimbault

フランスのワイン畑が遅霜に襲われ、対策として畑全体に蝋燭の火が灯された。

 

マイナス5度まで気温が下がる

 

ブランスのブルゴーニュ地方は4月4日、マイナス5度の気温に見舞われ、遅霜によりブドウの木が氷ついたという。

 

このためワイン農家は、キャンドルを灯し、ブドウの木が凍らないよう対策を施したそうだ。

 

キャンドルはワイン畑全体に灯され、夜にはなんとも幻想的な風景が広がった。

 

ブドウの芽を枯らすと心配

 

ワイン農家は、この霜が大量のブドウの芽を枯らすのではないかと恐れており、生育期間全体を混乱させることも心配している。

 

実は昨年も霜が発生してブドウ畑を襲い、約20億ユーロ(約2700億円)の損失を出したという。

 

ワイン農家の中にはキャンドルを使う者もいれば、電線でブドウの木を温めようとしたり、芽に水をかけたりする者もいたという。

 

これは水をかけることで薄い氷の層ができ、ブドウの芽の温度が氷点下まで下がらないようにするためだと考えられている。

 

スイスでもアプリコット、プルーン、チェリーなどの果実が氷点下の寒さに曝され、ベルギーやオランダでも氷点下の気温のため、リンゴやその他の果樹園に被害が出る可能性があると懸念されているという。(了)

 

出典元:ABC.net:French wine growers light candles to protect vines from late frost and another ‘agricultural catastrophe’(4/4)

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