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イギリスの国会議員の息子が、戦闘でチェチェンの司令官を殺害【ウクライナ】

イギリスの国会議員の息子が、戦闘でチェチェンの司令官を殺害【ウクライナ】
Twitter/BlueSauron

イギリスの保守党議員の息子が、ウクライナに渡り、戦闘でチェチェン人の司令官を殺害した。

 

ロシア側が声明で明らかに

 

ロシアの国家警備隊、「ロスグバルディア」とも呼ばれる部隊は、ウェブサイトに掲載した声明で、指揮官の1人であるチェチェン人の戦闘員、アダム・ビスルタノフ氏が死亡したと明らかにした。

 

チェチェン共和国の司令官であるビスルタノフ氏は5月26日、イギリスとアメリカからの傭兵グループに直面。乗っていた装甲兵員輸送車「BTR-80」が、外国人傭兵部隊から3回攻撃を受け、死亡したという。「ロスグバルディア」は、当時の車両の残骸の写真をネットに掲載した。

 

またこの外国人傭兵部隊に、イギリス保守党の議員の息子、ベン・グラント氏が含まれているとし、彼らの行動を非難したという。

 

母親が議員、内緒でウクライナへ

 

ベン・グラント氏の母親は、イギリス保守党のヘレン・グラント議員だ。ベン・グラント氏はロシアの爆撃で子供たちが叫び声をあげる映像を見て、母親には内緒で、今年3月にウクライナへ入ったという。

 

ベン・グラント氏は元イギリス海兵隊員で、アフガニスタンで戦った経験を持つ退役軍人だ。彼の映像はネットにも投稿され、そこにはベン・グラント氏の部隊が森の一角を出て、ロシアの「BTR-80」と思われるものに対戦車ミサイル「Matador」を発射する姿が映っていた。

 

 

また別のビデオでは、ハルキウ北部の森林でロシア軍に待ち伏せされた後、グラント氏が別のイギリス人の傭兵を安全な場所に引きずっている姿が映っている。

 

 

グラント氏はテレグラフ紙に対し「15人のイギリス人、アメリカ人ボランティアと2人のウクライナ人通訳からなる部隊が、今月初めにロシアの激しい銃撃にさらされた時、ロシアが保有する標的への攻撃を準備していた」と語っていた。

 

一方、ロシア国防省は6月2日、「ウクライナにいる数百人の外国人傭兵を排除した」と述べ、現在3500人の外国人傭兵がウクライナに滞在しているとした。

 

同省はまた、捕らえられた外国人兵士は国際人道法の基準で扱われないと警告している。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest: Civilians urged to evacuate Sloviansk as bombing intensifies; Russia occupying 20% of Ukraine, says Zelenskiy – live(6/2)

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