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ドイツの高校生、コロナ検査センターをでっち上げ、補助金7億9千万円を騙し取る

ドイツの高校生、コロナ検査センターをでっち上げ、補助金7億9千万円を騙し取る
photo AC

新型コロナ対策として国が出す支援金を騙し取る——これは何も日本に限った犯罪ではない。ドイツではなんと17才の学生が、新型コロナの検査センターを運営していると偽り、570万ユーロ(約7億9600万円)もの補助金をため込んでいた。

 

実体のない検査センターを書類上で設立

 

感染拡大に歯止めがかからなかった時期、ドイツ政府は、検査数を増やすために、医療機関が請求書を提出すれば即座に検査費用全額分を支給する方針を取っていた。

 

この件の学生はこれを利用した。どこから知識を得たかは不明だが、まず必要書類を揃えて、新型コロナ検査センターを設立した。だがこれは書類上のことで、実体はまるでない。登録された所在地は、彼がよく行く飲み屋だったと報じられている。

 

それから彼は、検査を行ったことにして架空の請求書を濫発。決められた手続きに則り、支払いを担当する医師団体に送付した。(この医師団体は、政府から委託されて全国の検査センターを管轄している)

 

海外メディアによれば、2021年の3月から6月までに、彼はなんと50万回近くの検査を行ったことにして費用を請求していたそうだ。(1日あたり約5000回ということになる)しかも驚くことに、管轄する医師団体はこの途方もない数字に気づかず、右から左へと金を支払っていたとのこと。

 

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気づいたのは銀行

 

彼の銀行口座には、医師団体から月々多額の金が振り込まれ、残高は570万ユーロ(約7億9600万円)を超えた。17才の学生の口座にしてはあまりにも不自然だ。それに気づいた銀行の職員が、マネーロンダリングを疑い、警察に通報。そこから本格的な捜査が始まり、結局彼は逮捕されることとなった。

 

彼が騙し取った金額は大きく、通常なら重い罪に問われるところだが、犯行当時の彼の年齢は17才。未成年として裁判を受け、財産の没収と1500ユーロ(約20万円)の罰金だけで済んだと報じられている。

 

日本では国税職員による大規模な給付金詐欺が騒がれているが、コロナ禍の混乱に乗じて意外な人が悪いことをやるというのは、どこの国でも同じらしい。(了)

 

出典元:Odditycentral:17-Year-Old Creates Fake COVID Test Center, Receives $6 Millions in State Payouts(6/1)

出典元:Globe Livemedia:Germany: a 17-year-old creates a fake Covid screening center and receives 5.7 million euros(5/30)

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