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首を切られた遺体、拷問部屋…解放された町でロシア兵の残虐行為が明らかに【ウクライナ】

首を切られた遺体、拷問部屋…解放された町でロシア兵の残虐行為が明らかに【ウクライナ】
Twitter/Lesia Vasylenko

ウクライナ北東部では、ロシア軍が撤退した町で、さまざまな被害の状況が明らかになりつつある。

 

ロシア国境付近の市も解放

 

9月6日以降、ウクライナ軍は北東部・ハルキウ地方の300以上の集落を奪還し、ロシア占領下の3800平方キロメートル以上を取り返すことに成功したという。

 

またウクライナ軍は9月13日にも、ロシア国境から数キロ離れた、ハルキウ州のヴォフチャンスク市を解放したと発表した。

 

 

しかしロシア兵が逃げた後の町では、彼らが犯した残虐行為の痕が明らかになりつつあるという。下はウクライナ軍によって解放された、クピャンスクの町の様子。

 

ロシア兵があらゆるものを略奪

 

ウクライナ議会のレシア・ヴァシレンコ議員によれば、ウクライナ軍がロシアから「解放」した街には、首を切られたウクライナ軍兵士の遺体や、拷問を受け銃で撃たれた市民も見つかっているという。

 

またロシア兵は逃げる時に、家々を回り、下着まであらゆるものを略奪していったそうだ。しかも通りや教会など至るところに、ロシア兵が残していった人糞が散乱していたとか。

 

 

さらに住民は怯えており、複数の10代の若者たちが(解放後も)地下室から出ることを恐れ、また消息不明になった家族を探す人もいるという。

 

実際にあるツイッターユーザーは、解放された町の通りに集まった人々の動画を見て、若者たちがほとんどないと指摘。彼らの多くが行方不明になっていると考えられていると、ツイートした。

 

ロシア軍が拷問室で住民を拘束

 

先日、ウクライナ軍によって解放されたハルキウ州の町、バラクリアにはロシア軍によって設置された拷問室があり、占領中に40人が拷問を受けたという。

 

その拷問室は市内の警察署に設置され、バラクリア市に住むアルテムさんは、ロシア軍に40日以上拘束され、電気ショックによる拷問を受けたとBBCに語っている。

 

アルテムさんによれば、他の独房から苦痛と恐怖の叫び声が聞こえてきたとし、ロシア兵はあえてその叫び声が聞こえるように、建物のうるさい換気装置を止めたという。

 

またこのような拷問は一日おきに何人かの囚人に行われ、女性も拷問されていたそうだ。

 

しかも2人用の独房に8人の男が収容されていたとの話もあり、地元の住民は捕まらないかと心配し、ロシア兵がいるときは駅を通るのさえ恐れていたという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Russian intelligence officers and military commanders flee Crimea, Kyiv claims – live(9/13)

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