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「ハマス」が人質8人を解放、エルサレムではイスラエル人2人が死亡

「ハマス」が人質8人を解放、エルサレムではイスラエル人2人が死亡
X_Arsen Ostrovsky

パレスチナ武装組織「ハマス」は11月30日、ガザ地区から8人の人質を解放した。

 

子供2人と女性6人を解放

 

「ハマス」側はまず、2人の人質を解放し、その後6人を解放した。カタール外務省報道官によると、人質は未成年2人と女性6人になるという。

 

赤十字国際委員会(ICRC)も、ガザ地区で人質となっていた8人が解放されたことを確認。赤十字の職員が人質を移送し、イスラエル軍に引き渡したと明らかにした。

 

すでに最初の2人はイスラエル国内に搬送され、6人も帰還する途中だとされている。解放された8人のうち、1人がメキシコ、1人がロシア、1人がウルグアイの二重国籍者だとされている。(フランスの二重国籍を持つ女性がいるとの情報もある)

 

 

またカタール外務省の報道官によれば、ガザ地区の人質10人の解放と引き換えに、30日にはパレスチナ人30人がイスラエルの刑務所から釈放される予定だという。すでに、著名なパレスチナ人の活動家であるAhed Tamimiさんが釈放された。

 

パレスチナ人2人が発砲

 

一方、イスラエル領内では、パレスチナ人による発砲事件が起き、イスラエル人に犠牲者が出ている。

 

イスラエル警察によれば、11月30日の朝のラッシュアワーの時間帯に、エルサレムへの入口にあるバス停で、パレスチナ人2人が発砲し、少なくとも2人が死亡、13人が負傷したという。

 

 

2人のパレスチナ人の襲撃者らは、東エルサレムから来たとされ、朝の通勤客で混雑する通りで銃を乱射したそうだ。

 

一方、イスラエル軍も29日には、ヨルダン川西岸地区のジェニンで、パレスチナ人の子供2人を射殺している。

 

休戦再延長のために外交努力を継続

 

「ハマス」に近い関係者がフランスの通信社に語ったところによると、「ハマス」側はイスラエルとの戦闘を一時停止するため、休戦をさらに延長する意向だという。

 

また調停者らが現在、休戦期間をさらに1日延長するために強力かつ集中的、継続的な外交努力を行い、その後も休戦期間を再度延長するよう取り組んでいるそうだ。

 

イスラエル軍も30日、ハマスとの休戦が継続し、人質と捕虜のさらなる解放と、戦闘のより長期的な一時停止の可能性があることを確認している。

 

イスラエル政府が発表した最新の統計によると、これまでに人質100人以上が解放され、まだ140人以上がガザ地区で捕らえられているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: six more hostages released by Hamas as 30 Palestinians are due to be freed(11/30)

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