Twitter/Casual Ultra Official

中東カタールで行われているサッカー・ワールドカップのスタジアムに、十字軍のような衣装を着た男性らが現れ、その映像が拡散している。

イングランド対イラン戦を観戦

その男性らが目撃されたのは11月21日、イングランド対イランの試合が行われたカリファ国際競技場だとされている。

彼らは、発泡スチロールの剣を持ち、鎖帷子と十字架が付いたテンプル騎士団のローブを着ていたという。

そしてスタジアムに入る前には、警備員に止められたようだが、どうやらその後は入場を許され、試合も観戦できたようだ。

彼らはイングランド・サポーターで、SNSには公共交通機関の階段を登っていく様子も投稿されている。

English fans dressed as Christian crusaders and were detained in Qatar 😅😅 pic.twitter.com/RmN7sV1SKs

— 𝐂𝐚𝐬𝐮𝐚𝐥 𝐔𝐥𝐭𝐫𝐚 𝐎𝐟𝐟𝐢𝐜𝐢𝐚𝐥 (@thecasualultra) November 22, 2022

インタビューでカタールを批判

試合後、男性の1人はTalkTVのインタビューを受け、「カタールのような場所が、問題なのです。ファンこそがゲームの本質なんだ。私たちがゲームを作っているのです。企業ではないのです」と述べたという。（今大会では、カタールでの差別や人権問題などに焦点が集まっている）

しかしこの投稿に対しても「中東で十字軍のような格好をして、テレビでカタールを罵倒するのは、おそらく素晴らしい決断ではないように思える」といった書き込みもあったとか。

ただし十字軍の多くが遠征でイスラム教徒を迫害していたのに対し、同じキリスト教徒のテンプル騎士団はイスラム教徒を排除せず、ユダヤ教やイスラム教の施設も守っていたと言われている。

またテンプル騎士団は、教育や訓練を受けた騎士たちからなり、異文化や他の宗教にも寛容な精神を持ち、十字軍の遠征時にも宗教間の和解が進むことを願っていたという。（了）

出典元：MailOnline：English crusaders cause stir in Qatar: Fans dressed as Christian knights are followed by crowds of shocked locals at the World Cup – as one moans about how supporters are being treated(11/22)