ウクライナ東部で激戦、1日でロシア兵が109人死亡か?
ウクライナ東部では激戦が続いているらしく、多くのロシア兵が死亡したと、ウクライナ軍が主張している。
ドネツク州東部の村で激戦
ウクライナ軍東部作戦司令部のSerhii Cherevatyi報道官は、ドネツク州東部のVuhledar村周辺で、激しい戦闘が続いていると明らかにした。
その上で「敵は確かにそこで中間的な成功を収めようとしているが、我々の守備隊の努力のおかげで、彼らは成功していない」と述べたという。
また1月26日には、激しい戦闘により1日にロシア兵109人を殺害し、さらに188人を負傷させたと主張した。
ウクライナ南部と東部で住民が被害
一方、ウクライナ国内ではロシア軍による砲撃が続いており、1月27日には少なくとも10人のウクライナ市民が死亡し、20人が負傷したという。
特に、ロシア軍の砲撃の射程範囲とされる南部と東部の町で最も被害が大きく、ドネツク州で6人、ヘルソン州で2人、ハルキウ州で2人が死亡したそうだ。
前日の26日にも、ロシア軍によるミサイルやドローン攻撃などで、ウクライナ市民11人が死亡している。
ベルギーも過去最大の軍事支援
ポーランドは、すでに約束しているドイツ製戦車「レオパルト2」 14台に加え、さらに60台の戦車をウクライナに送る予定だという。
ポーランドの前首相であるAlexander De Croo氏は、「CTVニュース」に対し、「我々は60台の近代化戦車を送る用意がある、そのうち30台はPT-91(T-72M1の発展型)だ。それに加えて、14台の戦車、レオパルト2だ。これは我々が保有しているものから送られる」
またベルギーも、ウクライナへの軍事支援として9360万ユーロ(約132億円)の追加支援パッケージを発表した。
ベルギーのAlexander De Croo首相によれば、ベルギーから他国への軍事支援として、今回は過去最大規模となるという。
この支援パッケージには、地対空ミサイルや対戦車兵器、機関銃、手榴弾、軍需品などが含まれる予定とされている。(了)
出典元:The Guardian:At least 10 civilians killed in new Russian shelling, Kyiv says; fierce fighting in eastern Donetsk battle – as it happened(1/27)