ロシア軍のロケット砲を撃破、延々と爆発し続ける映像が凄まじい
ロシア軍の多連装ロケット砲が、ウクライナ軍による攻撃で爆発し、その映像が公開されている。
ドネツク州の町で破壊される
爆発を起こしたのは、サーモバリック爆薬(燃料気化爆薬)のロケット弾を積んだ多連装ランチャー「TOS-1ブラチーノ」だ。(ウクライナ国防省は「TOS-1A Solntsepyok」だとしている)
この車両は先日、東部ドネツク州の町、Vuhledar付近で、ウクライナ軍の攻撃を受けて破壊されたという。
その瞬間、積まれたロケット弾が連続して爆発。一部はさまざまな方向へ飛び、残りは車両の上で何度も炎を噴き出し続けた。その様子がこちら。
russian TOS-1A Solntsepyok [“scorched sunlight”] scorched by #UAarmy.
🎥 72nd Mechanized Brigade pic.twitter.com/KY0XwcGvhr
— Defense of Ukraine (@DefenceU) February 15, 2023
無差別の被害を与える
サーモバリック弾頭は、個体の化合物を気化させ、周囲の空気から酸素を巻き込んで強力な爆発と大きな圧力波を発生させるという。このため一回の攻撃で数街区を破壊し、無差別の被害を与えることができると言われている。
また、これは重火炎放射システムとも呼ばれ、ウクライナ軍もドネツク州のバフムト付近で、「ワグネル」の傭兵に対して使用していたそうだ。
実際に、このロケット弾を浴びた「ワグネル」の傭兵らが撤退する様子も、ドローンによって撮影されたという。(了)