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レオナルド・ダ・ビンチが、アインシュタインよりも早く重力を理解していた?

レオナルド・ダ・ビンチが、アインシュタインよりも早く重力を理解していた?
flickr_Mike Steele

イタリアの芸術家・発明家であるレオナルド・ダ・ビンチが、はるか以前に重力の性質について考えていたとする、研究結果が発表された。

 

粒子が作る三角形と言葉に着目

 

その研究を行ったのは、アメリカ・カリフォルニア工科大学の航空医学工学の研究者たちだ。

 

カリフォルニア工科大学のモリー・ガーリブ教授は、ダ・ビンチが残した1万3千ページ弱に及ぶノートに目を通し、彼の流体力学の研究について学生たちと議論していたという。

 

そのノートはデジタル化されており、ガーリブ教授は1480年から1518年にかけてのノート、アルンデル写本のページにあるスケッチに目を留めたそうだ。

 

そこには動く壺から流れ出る粒子が作る三角形と、ダ・ビンチの筆跡で書かれた興味深い言葉、「Equatione di Moti」(研究者たちは「運動の等価性」と訳した)が書かれていた。

 

Caltech

重力が加速度の一形態

 

ガーリブ教授は、この言葉に興味を持ち、同僚と共に調べた結果、壺から水や砂が地面と平行な直線経路に沿って移動することを表現していると分かったという。

 

つまりダ・ビンチのノートには、粒子が下に向かって加速すること、そして粒子が壺から離れた後は、この加速は重力によってのみ引き起こされることが明確に記されていたそうだ。

 

これによりガーリブ教授らは、ダ・ビンチがアインシュタインよりも400年以上も前に、重力が加速度の一形態であることを示す実験を描いていたと結論付けた。

 

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一般相対性理論の基礎となる考え方

 

アルバート・アインシュタインは、1907年に初めて、重力と加速度が同じであるという考え(等価原理と呼ばれる)を定式化したという。

 

アインシュタインは、1687年にアイザック・ニュートンが発見した万有引力の法則と、1604年にガリレオ・ガリレイが発表した自由落下の法則からアイデアを発展させて、「等価原理」の考え方を導き出したとされている。

 

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またこの「等価原理」の法則は、その後の一般相対性理論の基礎となったそうだ。ガーリブ教授は次のように述べている。

 

「ダ・ビンチがさらに実験を行ったか、この問題をより深く追求したかどうかはわかりません。しかし彼が、1500年代初期に、このような方法でこの問題に取り組んでいたという事実は、彼の考え方がいかに先を行っていたかを実証しています」

 

ダ・ビンチは、画家、建築家、発明家、解剖学者、エンジニア、科学者であり、主に独学で学んだとされ、空想的な発明や解剖学的な観察を行い、何十冊もの秘密のノートを残していたという。(了)

 

出典元:Livescience:Da Vinci understood key aspect of gravity centuries before Einstein, lost sketches reveal(2/15)

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