【動画】ささやかなイタズラ?ドッキリ動画を撮影していた青年、警察官が呼ばれる事態に
スマホがあれば誰にでもできる動画配信。「いいね」や再生数を求めた結果、思いがけない結果を生むことがある。例えばこの青年のように。
ファストフード店でいたずら動画を撮影
4月6日、Redditに「Teenager gets into lawsuit after “trolling” elderly man in a Dunkin Donuts(ティーンエイジャーがダンキンドーナツで老人に“いたずら”して訴えられる)」というタイトルで、1本の動画が投稿された。
それがこちらだ。
Teenager gets into lawsuit after “trolling” elderly man in a Dunkin Donuts
by u/N1c0s1 in facepalm
「僕はいたずら好きの少年」と書かれたパーカーを着た青年が、大人の男性の肩を叩いて隠れた。クラスの同級生にやるならわかるが、見知らぬ男性にやるにはあまりにも面白くないが、やっている本人は楽しそうだ。
男性はあたりを見回して店員に「あなたがやったの?」と聞くと、店員さんは「いいえ、そこに隠れている子がやったの。カメラもあるよ」と答える。そして店員さんは呆れたように、「うちのお客さんにそんなことをされると困るよ」と青年を諭した。
男性に「何をしているんだ」と聞かれた青年は、「いたずらを」「おもしろいと思って」と答えている。「私にやらなくてもいいだろう」と男性に言われた青年は、「ありがとうございました。不快にさせてしまいましたね」と握手を交わしている。
友人の待つ席に戻った青年は笑顔で、男性を怒らせたことを楽しんでいる様子だ。しかし、この後、彼の顔から笑顔が消えることになる。
警察官が呼ばれる
動画が45秒ほど経過すると、自体は大きく変わる。男性と話をした警察官が、青年たちに店から出るように声をかけたのだ。この時初めて青年は男性に謝るが、その時使った言葉は、「My bad, Sir」。敬語ではあるが、かなり砕けた謝罪だ。
すると男性は、警察官に青年の身分証を確認するように依頼。警察官は「確認はできるがあなたに名前を教えることはできません」と回答した。さらに男性は、「レポートを書くのか?」と聞き、「もし希望されるのであれば作成します」と警察官は答えた。
すると男性は「お願いします。彼を訴えるから」と答えている。罪状はハラスメントと人的傷害とのこと。この場合の人的傷害は「個人的な権利に対する被害」を指しているものと考えられる。
ここで青年は「単なるいたずらですよ」と言った上で、フォーマルな単語を使って正式に謝罪した。それでも男性は「裁判員に言うんだな」とかたくなだ。この時、青年の顔からは、笑顔はすっかり消え去っている。
まっとうな説教を受ける
警察官に連れられて店を出た青年は、とてもまっとうな説教を受けることになる。
「再生数を稼ごうとすると、トラブルを起こすことがある」
「インターネットの評価が全てじゃないよ」
こんなまっとうな説教を受けた青年だが、「そんなつもりじゃなくて、ちょっとした笑いを届けたかっただけで。だって肩を叩いただけだよ」と、残念な発言をしている。
見た人の意見も分かれる
この動画を見た人は、男性の行動がやり過ぎだという意見と、青年の自業自得だという意見に分かれている。
男性の行動がやり過ぎだと感じている人には、「肩を叩いただけでおおげさ」「何か嫌なことがあったんじゃないか」と思っている人が多いようだ。
青年の自業自得だと感じている人は、いたずら動画自体に嫌悪感を抱いている人や、男性に見つかった後にもその後のリアクションを撮影するためにその場に居座ったことが悪質という人、そして「どこにティーンエイジャーがいるんだ?」「ちょっとしたいたずらには、大人すぎないか」などの意見もある。
4月2日には、ショッピングモールでいたずら動画を撮影していたYouTuberが、銃で撃たれる事件があったばかりだ。そこでも撃たれたYouTuberは「いたずらをしていただけだ。シンプルなジョークをね。こいつはそうは思わなかったみたいだけど」とコメントしている。
いたずら動画は単なるジョークなのか、皆さんはどう思うだろうか。(了)
参考:Reddit「Teenager gets into lawsuit after “trolling” elderly man in a Dunkin Donuts」(4/6)
参考:NBC News「Virginia YouTuber shot during prank video」(4/6)