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クリミアの燃料タンクで大規模火災、ウクライナ軍のドローン攻撃か

クリミアの燃料タンクで大規模火災、ウクライナ軍のドローン攻撃か
Twitter/Anton Gerashchenko

クリミア半島の港で燃料タンクが爆発し、大規模な火災が発生した。

 

巨大な黒煙が立ち昇る

 

4月29日の午前 4時30分(現地時間)、クリミア半島の港町、セバストポリにあるロシア海軍の燃料タンクで火災が発生したという。

 

これはウクライナ軍によるドローン攻撃の結果とされ、その際、自爆攻撃型ドローンが使われたと見られている。

 

すでにこの火災は鎮火したようだが、ネットに投稿された動画には、燃料タンクが燃え続け、巨大な黒煙が立ち昇る様子が映っていた。

 

ウクライナ全土で死者が25人

 

一方、ウクライナ全土にも被害が出ており、4月28日にロシア軍によって行われた空爆では、少なくとも死者が、子供5人を含む25人に上ったという。

 

イギリスの国防省は、28日のウクライナ全土に対するロシア軍の攻撃は、ウクライナの予備軍や最近供与された軍事物資を破壊しようとした可能性があるとの見方を示している。

 

国防省は、この攻撃では巡航ミサイルが使われ、今年の3月以来の大規模なもので、冬にエネルギーインフラを狙ったロシア軍の攻撃とは一線を画していると述べている。

 

韓国もウクライナに武器支援を検討

 

韓国政府は、ウクライナに殺傷能力のある武器を提供することを検討しているという。

 

韓国の尹錫悦大統領は「ロシアのウクライナ侵攻が成功しないようにすることが必要であり、韓国政府は、ウクライナに殺傷能力のある(武器の)援助を提供するという、選択肢を検討している」と述べた。

 

また尹大統領は、「ロシアのウクライナ侵攻が、国際法とウクライナ人の権利の侵害である」とも述べたそうだ。

 

国際人権NGOの内部調査がリーク

 

また先日、国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナルが依頼した内部調査の一部がリークされた。

 

同団体は昨年8月、ウクライナが武装勢力を民間地域に配置することで、市民を違法に危険にさらしているとの報告書を発表していた。

 

この発表は物議を醸し、ウクライナ側から非難の声が上がったが、それを受けてアムネスティ・インターナショナルは、この報告書について内部調査を依頼していたという。

 

そして今回リークされた内部調査の結果では、この報告書に重大な欠点があったと結論付けられたそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: Crimea navy oil depot fire ‘contained’ – as it happened(4/29)

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