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スウェーデン王室の王冠が大聖堂から盗まれる、犯人は現在も逃走中

スウェーデン王室の王冠が大聖堂から盗まれる、犯人は現在も逃走中
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スウェーデン王室の王冠が展示されていた大聖堂より盗まれ、その行方に世界が注目している。

 

モーターボートに乗り逃走した犯人ら

 

事件の発生は先月31日で、盗まれたのは2つの王冠と十字架が付いたオーブ。

 

王冠が展示されていたのは、スウェーデンの首都ストックホルムより60キロ離れたところに位置するストレングネース大聖堂だ。

 

 

盗まれた当時、王冠は警報機能が備えられた鍵付きのガラスケースで保管されていたという。

 

この日の正午頃、2人の男が大聖堂から付近のメーラレン湖へと走り、そのままモーターボートに乗って逃走したとされ、警察は今も男らと盗まれた王冠の行方を追っている。

 

 

これに関しては目撃者もおり、その中の一人Tom Rowellさんは「2人の男が急いでボートに飛び乗り、走り去った」としている。

 

さらに警察は大聖堂内で犯人のものと思われる血痕を発見した、とも伝えている。

 

ただ、メーラレン湖はスウェーデンで3番目に大きな湖だ。さらに数百もの島を内包するため、警察はヘリコプターと複数のボートで犯人の追跡を試みているが、捜査は難航しているようだ。

 

 

盗まれた王冠とは

 

今回盗まれた王冠のうち大きなものは、1611年に亡くなったカール9世の葬儀の際に使用されたもの。

 

盗まれたもののうち小ぶりの方は、1625年に亡くなったカール9世の妻にあたるクリスティーナ王妃のものであったという。

 

また王冠はいずれも金製で、カール9世の王冠には銀やパール、宝石がふんだんに散りばめられている。

 

 

これについて警察のスポークスマン、Thomas Agnevik氏は「王冠に金銭的な価値を測るのは不可能だ。それは国際的関心の高い測り知れない価値を持つものだ」としている。

 

過去にも盗まれていたスウェーデン王室の王冠

 

一方、スウェーデン王室の王冠が盗難に遭ったのは今回が初めてではない。

 

2013年にもスウェーデン王室の王冠は、ストックホルムから西に約100キロ離れた、同じくメーラレン湖岸に位置するヴェステロースで盗まれている。

 

しかしこの際には、盗まれた王冠は後に、高速道路沿いに捨てられていたゴミ袋の中から発見されている。

 

ちなみにその王冠は、16世紀にスウェーデンを統治したヨハン3世の葬式で使用されたものだという。

 

 

王冠は遅かれ早かれ発見される?

 

他方で、王冠の発見には楽観的な見方もある。

 

Agnevik氏によると、王冠のような盗難品を扱う古物商はごく僅か。そのため、遅かれ早かれ発見される場合が多いとのことだ。

 

さらに犯人らは既にインターポール(国際刑事警察機構)に登録されているため、スウェーデン国外の警察も犯人逮捕に協力することとなる。

 

またインターポールへの登録により、王冠の販売は事実上不可能となるため、盗難された王冠が戻ってくる日はそう遠くはなさそうだ。

 

Agnevik氏はこれについて、「我々は王冠を取り戻せることを強く期待している」と語っている。

 

盗まれてしまった王冠が再び王室の下に戻るのがいつのことになるのか、気になるところだ。(了)

 

出典:The Local SwedenThieves steal 1600s Swedish royal crowns from cathedral(8/1)

出典:The Local SwedenInternational hunt on for stolen Swedish royal crowns(8/1)

出典:The Local Sweden‘Traces’ found in cathedral as investigation into Sweden’s stolen crown jewels continues(8/2)

出典:Washington PostThieves steal Sweden’s crown jewels and escape in a speedboat(8/1)

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