英などの欧州諸国が、ウクライナに射程300kmのミサイル提供を計画
イギリスを中心としたヨーロッパの国々が、ウクライナに長距離ミサイルを供給するための計画を立てている。
ミサイルを提供できる企業を募る
イギリスやノルウェー、オランダ、デンマーク、スウェーデンの国からなるウクライナ国際基金は先週、ウクライナに射程距離300kmのミサイルを提供できる企業を募集したという。
このウクライナ国際基金は主にイギリス国防省によって運営され、彼らは陸・海・空から発射可能で、ペイロード(積載量)が20~490kgのミサイルを提供できる企業に対して、連絡を取るよう求めているそうだ。
また望ましいミサイルの要件として、「迎撃される可能性が低いこと」「作戦立案能力」、そして「攻撃成功の確率を高めるため、敵の防空網を突破する能力」が求められている。
ウクライナ国際基金はすでに各企業にこの通知を出しており、回答があった企業には、6月5日から連絡が行くことになっている。
イスラエル製の防空システムを配備か
またイスラエルのメディアによれば、ウクライナ側はすでにイスラエル製のレーダー防衛システムを受け取っており、5月8日の時点で、首都キエフに配備されているという。
イスラエルの日刊紙「Ha’aretz」は、リトアニアのボランティア団体「Blue/Yellow」が先週、イスラエルのRADA Electronic Industries社製の「ieMHR16」を納入し、3台がすでにウクライナの首都で使用されていると伝えている。
この防空システムは、半径10km以内のミサイル、ロケット、迫撃砲、ヘリコプター、ドローンなどの空中からの脅威を検知するように設計されているそうだ。(了)
出典元:The Guardian:US and UK tell Russia to stop using hunger as leverage in Ukraine conflict – as it happened(5/9)