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ロシア領内のベルゴロド州で、ドローン攻撃や砲撃が続く

ロシア領内のベルゴロド州で、ドローン攻撃や砲撃が続く
Twitter/Milcotto

ウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州で、反プーチン政権のパルチザンによる攻撃が続いている。

 

ガソリンスタンド付近で爆発

 

6月1日、ベルゴロド州の中心地、ベルゴロド市内でドローンが爆発、2人が負傷したという。

 

ベルゴロド州知事のVyacheslav Gladkov氏は、テレグラムで「未知の装置」が爆発し、2人が負傷したと明らかにした。

 

この「未知の装置」はドローンとみられ、車道に落下。これにより男性2人が負傷し、1人は脳震盪の疑いで入院したそうだ。

 

ベルゴロド市のValentin Demidov市長によれば、爆発はガソリンスタンドの近くで起き、現在地元の職員が近くの建物に被害がないかどうか調べているという。

 

 

またロシア国営の「TASS」も、6月1日にベルゴロド州で砲撃があり、11人が病院に収容されたと報じている。

 

複数の町で砲撃、負傷者

 

先日、ベルゴロド州では、ロシア人のパルチザン「自由ロシア軍団」や「ロシア義勇軍」による攻撃が行われ、ロシア国防省は撃退したと発表していた。

 

しかしその後もパルチザンらによる攻撃は続いており、ベルゴロド州のGladkov知事も6月1日に「Shebekinoの町では、朝まで続いた夜間の砲撃で8人が負傷し、複数の建物が損壊した」と明らかにした。

 

 

また同知事は、Novopetrovkaの町にある農村学校の建物も砲撃を受け、教師2人が破片による傷を負い、入院していると報告している。

 

ロシア政府のドミトリー・ペスコフ報道官は6月1日、ロシアの国防省、国境警備隊、救急隊、地元当局がベルゴロド州の状況について、プーチン大統領に絶えず報告していると述べた。

 

 

パルチザンは多連装ロケットを使用か

 

プーチン政権打倒を掲げるパルチザン「ロシア義勇軍」も、ベルゴロド州の町、Shebekinoへの攻撃を行ったと認めている。

 

ウクライナに拠点を置く「ロシア義勇軍」は、地元のロシア行政庁舎を砲撃したと発表、建物が燃え上がる映像を公開した。

 

「ロシア義勇軍」によれば、ロシア軍部隊が行政庁舎まで撤退した後、そこを多連装ロケット砲「Grad」で攻撃したという。

 

またベルゴロド州のGladkov知事も、この戦闘で12人のロシア人が負傷し、5月31日からの多数の砲撃で、幼稚園を含む29の建物が被害を受けたと述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: two wounded after Belgorod strike, says governor; investigation into ‘locked’ shelter in Kyiv – as it happened(6/1)

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