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ロシア軍がオデーサ州の内陸にある港を攻撃、穀物インフラを破壊

ロシア軍がオデーサ州の内陸にある港を攻撃、穀物インフラを破壊
X_Defense of Ukraine

ロシア軍が8月2日、ウクライナ南部のオデーサ州にある港を、ドローンで攻撃した。

 

川沿いにある内陸部の港

 

ロシア軍の攻撃を受けたのは、オデーサ州の南部、ドナウ川沿いにある内陸の港、イズマイル港だ。

 

この港はNATO加盟国であるルーマニアの対岸にあり、ロシアが7月中旬に黒海にあるウクライナの港を事実上封鎖して以来、穀物輸出の主要な代替ルートとして機能してきたという。

 

しかしロシア軍は2日、この港にドローン攻撃を仕掛け、その結果穀物サイロが損壊し、火災に見舞われたそうだ。

 

ロシア通信(RIA)は、この攻撃は8回にわたり、穀物インフラだけでなく、石油ターミナルやウクライナ海軍の船舶修理場なども破壊したと報じている。

 

X_Defense of Ukraine
X_Defense of Ukraine

首都キーウへの攻撃は失敗

 

一方、ロシア軍はウクライナの首都キーウにも攻撃を仕掛けたようだが、こちらは成功しなかったという。

 

ただSNSにはキーウにおけるドローン攻撃の様子も投稿されており、フィナンシャル・タイムズの記者、クリストファー・ミラー氏もその動画をシェアしている。

 

動画には、ブーンというロシア軍のドローンの音が聞こえ、迎撃された後に、無数の破片が光りながら、建物の前に落ちていく様子が映っていた。

 

2日連続で水上ドローン攻撃

 

一方、ウクライナ軍も黒海で、ロシアの艦船を攻撃しようと試みているようだ。

 

ロシア国営のRIA通信によれば、ウクライナ軍の水上ドローンが、黒海で民間輸送船を護衛していたロシアの軍艦を攻撃しようとしたという。

 

ロシア側の艦艇はウクライナの水上ドローンを破壊できたが、このような攻撃は2日連続で行われたと伝えられている。

 

一方、ベラルーシと国境を接するラトビアの国家国境警備隊長は、ポーランドへの領空侵犯が報告されるなか、ベラルーシに「ワグネル」の傭兵部隊が到着したことに対応するため、特別任務部隊の訓練を開始したと述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Russian strikes cause fire at grain store in Odesa after drones shot down over Kyiv – as it happened(8/2)

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