モスクワ近郊にある工場が大爆発、キノコ雲が発生、数十人が負傷
ロシアの首都、モスクワ郊外にある工場が大爆発し、数多くの人々が負傷した。
従業員が瓦礫に埋まっている可能性
その爆発が起きたのは8月9日の朝(現地時間)、場所はSergiev Posad市にあるZagorsk光学機械工場とされている。
この爆発により、近隣の団地や家屋では窓ガラスが割れ、枠が吹き飛んだという。
現時点で1人が死亡、45人が負傷。しかしまだ工場で働く従業員が瓦礫の山の下に閉じ込められている可能性があり、犠牲者の数も増えることが予想されている。
爆発の原因は、まだ明らかになっていない。タス通信によれば、爆発はボイラー室のあるエリアで起きたという。
Russian media report a powerful explosion in the area where an optical mechanical plant is located in Moscow region. Reportedly, the plant also produces military equipment.
Zagorsk Optical and Mechanical Plant has been operating for more than 86 years. Its website reports that… pic.twitter.com/rV8pfvsv1A
— Anton Gerashchenko (@Gerashchenko_en) August 9, 2023
再び、モスクワにドローンが飛来
またこの日の早朝には、モスクワに再びドローンが飛来したという。
飛来したのは2機の攻撃用ドローンとされ、ロシア国防省は2回の攻撃を認め、「ウクライナによるテロ攻撃は阻止された」とし、2機のドローンが防空網によって破壊されたと述べている。
今のところ、残骸の墜落現場での死傷者についての情報は、明らかになっていない。
ドニプロ川を渡り、ロシア軍の前線を突破
ウクライナ軍が南部ヘルソン州で、ドニプロ川を渡り、ロシア側の前線を突破したようだ。
ロシアの軍事ブロガーによれば、ヘルソン市の東にあるコザチ・ラヘリ(Kozachi Laheri)の集落の近くに、6~7人を乗せた最大7隻のウクライナ軍のボートが上陸し、ロシアの防衛線を突破したという。
またウクライナ北東部、ハルキウ州のクピャンスクでもロシア軍の攻勢が続いていると報じられていたが、ウクライナ国防省のハンナ・マリャル次官は、ロシア軍による前進の試みが撃退されていると述べたという。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: factory explosion near Moscow injures 45 but cause remains unclear – as it happened(8/9)
出典元:METRO:Moscow rocked by powerful blast as mushroom cloud billows from mechanics plant near Russian capital(8/9)