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イスラエル軍が国連運営の学校まで攻撃、避難していた多数の民間人が死傷

イスラエル軍が国連運営の学校まで攻撃、避難していた多数の民間人が死傷
X_TIMES OF GAZA

イスラエル軍が、ガザ地区にある複数の学校を攻撃したと報じられている。

 

国連が運営する3校にも攻撃

 

CNNによれば、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のラザリーニ事務局長は11月2日、ガザ地区でUNRWAが運営する学校に避難していた20人超が、イスラエル軍の空爆で死亡したと明らかにしたという。

 

攻撃を受けた学校は、ガザ地区北部のジャバリヤ難民キャンプとアルシャティ難民キャンプにある3校で、そこには2万人のパレスチナ人が避難していたそうだ。

 

またガザ地区にあるアル・シファ病院のモハマド・アブ・セルメヤ院長によれば、ジャバリヤ難民キャンプにある学校では、イスラエル軍の攻撃で15人の避難民が死亡、数十人が負傷したという。

 

またAFP通信は、ガザ市北部の「オサマ・ビン・ザイド男子校(Osama bin Zaid boys’ school)」に対し、イスラエル軍の戦車が砲撃を加え、20人が死亡したと報じている。

 

SNSにも、砲撃直後の悲惨な動画などが複数投稿されている。

 

世界各地で停戦を求めるデモ

 

イスラエル軍は、ガザ北部で地上作戦を進めながら、人々に避難するよう要請していた南部に対しても、夜通し空爆を行っているという。

 

そんな中、11月4日には世界各地で、イスラエルに停戦を求める大規模なデモが行われた、

 

アメリカのワシントンD.C.では、数千人がフリーダムプラザに集まり、バイデン大統領に対し「イスラエルへの軍事支援を止めること」や「ガザ地区での停戦」を呼び掛けたそうだ。

 

 

ドイツの首都ベルリンでも、数千人のデモ参加者がパレスチナ人との連帯を表明するために街頭へ繰り出したという。

 

デモ参加者は「ガザを救え」「ジェノサイドを止めろ」「停戦」などと書かれたポスターを掲げ、「パレスチナを解放せよ!」と叫ぶ人もいたそうだ。

 

 

またイギリスでも「停戦」を呼び掛けるデモが行われたが、数百人のデモ参加者がBBC本社前に集まり、イスラエルのガザ侵攻に関する報道において、BBCが偏った報道を行っていると非難した。

 

デモ参加者は、「BBCよ、隠れることはできない。我々はジェノサイドの罪で告発する」と叫んだという。

 

人質60人以上が行方不明

 

パレスチナ武装組織「ハマス」は、イスラエル軍の空爆で、人質のうち60人以上が行方不明になっていると発表した。

 

また「ハマス」の軍事部門「アル・カッサム旅団」のスポークスマンによれば、イスラエル人の人質23人の遺体が瓦礫の下に閉じ込められているという。

 

ガザ地区保健省は11月4日、10月7日以来のイスラエルによるガザ攻撃で、3900人の子供を含む少なくとも9488人のパレスチナ人が死亡したと発表した。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: UN secretary general says ‘nowhere is safe’ in Gaza as Palestinian death toll tops 9,000(11/4)

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