パプアニューギニアで大規模な地滑り、300人以上が死亡か?
パプアニューギア北部で大規模な地滑りが起き、数多くの人が犠牲になったとみられている。
1182軒以上の家が埋まったとの情報
この地滑りが起きたのは5月24日早朝(もしくは未明)、場所は北部のエンガ州のヤンバリ村とされている。
被害を受けた地域はサッカー場3~4個分の広さで、3895人が住んでいたという。
パプアニューギア政府は、まだ正式な犠牲者数を発表していないが、当初は100人が死亡したと考えられていたそうだ。
しかしエンガ州の国会議員であるアモス・アケム氏は、「現地で集められた報告によれば、地滑りによって300人以上の人々と、1182軒以上の家が埋まった」と述べている。
More than 100 people are feared dead in Papua New Guinea after a huge landslide decimated a remote area in the middle of the night.@Hayleyefrancis #9News
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— 9News Sydney (@9NewsSyd) May 24, 2024
地滑りの原因は不明
しかもまだ土地の地滑りが続いており、州都のワバグからヤンバリ村へ向かう道も寸断され、救助活動が妨げられているという。
エンガ州の行政官、サンディス・ツァカ氏は、被害の程度を調査するため、災害対策チームや警察、医療従事者を含む緊急対応チームが地域に派遣されたとし、次のように述べた。
「前例のない自然災害と言われている壊滅的な地滑りが今朝早く発生し、財産と人命に多大な被害をもたらしたが、現在原因は不明である」
この地域で事業を営むエリザベス・ラルマンさんは、オーストラリアのメディア・ABCに対し「山の斜面が崩れて、家々が押しつぶされた。早朝、人々がまだ眠っている時に、地滑りが起こり、村全体が崩壊した」と語っている。
パプアニューギニアのジェームズ・マラペ首相は、犠牲者の遺族にお悔やみの言葉を伝えるとともに、パプアニューギニア国防軍などを派遣し、救援活動や遺体の回収、インフラの再建を開始すると述べた。(了)
出典元:The Guardian:More than 300 dead in Papua New Guinea landslide, local MP says(5/24)