観光客がデスバレーの砂漠を裸足で歩き、重度の火傷を負う
ヨーロッパからの観光客が、アメリカの砂漠を裸足で歩き、足に大火傷を負ったという。
ベルギー人の男性が火傷
その観光客とは、ベルギー人の男性(42)とされ、彼は7月20日、カリフォルニア州にあるデスバレー国立公園を訪れたという。
その際、男性は裸足で砂丘を歩いたとされ、その後足に重度(レベル3)の火傷を負い、近くのネバダ州の病院に緊急搬送されたそうだ。
当時の気温は50.5Cもあり、地表の温度はそれより高かったと考えられているが、なぜ男性が裸足で歩いたのか、ビーチサンダルなどが壊れたのか、などは分かっていない。
今年の夏は、記録的な高温
当時、男性は家族と共に訪れており、火傷を負った後、他の観光客により、駐車場まで運ばれたという。
その後、国立公園の管理官が、男性を高台に運び、そこへ医療用ヘリコプターが着陸し、彼を空から病院へ運んだそうだ。
デスバレー国立公園は、カリフォルニア州とネバダ州の境界付近にある砂漠地帯で、今年の夏は、記録的な高温を記録しているという。
今月初めには、国立公園内でバイクに乗っていた男性が、熱中症で死亡したそうだ。
公園の管理官は、夏季の旅行者に対し、午前10時以降は渓谷でのハイキングを一切行わず、エアコン付きの車から10分以内の場所にとどまるよう警告している。(了)
出典元:The Guardian:Man gets third-degree burns from walking on sand dunes in Death Valley(7/25)