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イスラエル軍によるガザ地区への攻撃が激化、1日で40人のパレスチナ人を殺害

イスラエル軍によるガザ地区への攻撃が激化、1日で40人のパレスチナ人を殺害
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イスラエル軍はガザ地区での攻撃を強め、特に北部で数多くのパレスチナ人が殺害された。

 

ガザ地区北部で多くの犠牲者

 

イスラエル軍は10月22日、ガザ地区北部のベイト・ラヒヤの町にある、多くの人々が避難している学校を攻撃。少なくとも7人のパレスチナ人が死亡したという。

 

またイスラエル軍は、ガザ地区南部の町、Abasan al-KabiraにあるTawbah診療所も爆撃。これにより4人のパレスチナ人が死亡、多くが負傷したそうだ。

 

ある医療関係者は、22日にはガザ地区全域で、40人が殺害され、犠牲者の多くは、18日間もイスラエル軍による包囲が続いている、ガザ地区北部の人々だったと述べている。

 

別の医療関係者によれば、22日の朝以降、ガザ地区全域で少なくとも70人のパレスチナ人が殺害され、そのうち北部で殺された人数は57人になるという。

 

 

国連人道問題調整事務所(OCHA)は、包囲されたガザ地区北部のパレスチナ人たちが、支援物資もない状態に置かれ、「生き残るために利用可能なあらゆる手段を、急速に使い果たしている」と警告。

 

さらにイスラエル軍が、人道支援物資の搬入を認めず、北部のジャバリア難民キャンプで、瓦礫の下に閉じ込められている人々の救援要請も拒否したと非難している。

 

ヨルダン川西岸地区の町、ナブルスでも、11歳のパレスチナ人の少年、Abdullah Jamal Hawash君が、イスラエル軍に銃撃され死亡した。

 

レバノンでも過去24時間に63人が死亡

 

イスラエル軍はレバノンにも攻撃を加えており、10月21日には首都・ベイルートにあるラフィク・ハリリ大学病院付近に空爆があり、子供4人を含む少なくとも18人が死亡、60人が負傷したという。

 

イスラエル軍は22日、大学病院近くのヒズボラの標的を攻撃したが、病院は標的にはしておらず、攻撃の影響はなかったと主張。

 

しかし病院のジハード・サーデ院長は、この攻撃で医療施設が、実際に被害を受けたと述べている。

 

 

レバノンの「ANI通信」によると、22日の夜には、ベイルートの南郊外を標的としたイスラエル軍の空爆が、少なくとも3回あったという。

 

またレバノン政府は22日、イスラエルによる攻撃で、過去24時間に少なくとも63人が死亡し、昨年以来、死者の合計が2530人になったと発表した。

 

一方、イスラエル軍は22日、「ヒズボラ」の次期指導者になる予定だった、Hashem Safieddine氏を、今月初めに殺害したと明らかにしている。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: at least three airstrikes reported in southern Beirut; Israel says it killed Hashem Safieddine in early October attack(10/22)

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel kills over 40 in Gaza, attacks Lebanon’s Beirut again(10/22)

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