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売られている袋入りの米の中に、プラスチックの偽米粒が入っていたことが中国のSNSで話題になり、海外メディアが「スキャンダル」として取り上げている。

以前からあった疑惑

中国の米農家や流通業者が、利益を増やすために、米の中にプラスチックの偽物を混ぜているのではないかという噂は以前からあった。中国の米は国内で販売されているだけでなく、シンガポールやインドネシア、ベトナム、インドといったアジア諸国にも広く輸出されている。

海外メディアが度々この噂を記事にし、中国当局に真偽を問いただしているが、どっちつかずの回答を得るばかりで真偽は未だにはっきりしない。

そんな中、噂を裏付ける動画が、最近またひとつアップされ、中国メディアで話題となっている。

米に似た白いプラスチック片

中国の阿波羅新聞によれば、動画をアップしたのは山東省膠州市に住む女性。彼女が市内の店で買った「五常」というブランドの米10kg入りに、プラスチックが混入していたとのこと。

最初に食べた時、口の中からプラスチック片が出て来たのでおかしいと思ったそうだ。しかし、古い炊飯器から何かが剥がれたのかもしれないと思い、そのまま数日間食べ続けたという。

後日、家族の夕食のために米を研いでいるときに、彼女は水に浮かぶ細かいプラスチック片をはっきりと見た。彼女とその家族は、試しにその偽米粒を火で焼いてみたそうだ。すると、本物の米は黒く焦げたが、偽米粒はプラスチック同様に融けて燃え出した。

投稿された短い動画には、水に浮いたプラスチック片と、彼女が米の中からそれを選り分ける様子が写っている。

さらにこの後、買った店に文句を言いに行った彼女は、ちょっとしたミステリーに遭遇する。店の主人はただ肩をすくめて「この米をもう何年も同じところから仕入れているが、苦情が来たことは一度もない」と言い、他の袋も開けて見せてくれたそう。彼女がチェックすると、それは普通の米で、プラスチックは混ざっていなかった。

彼女としてはそれ以上どうにもできなかったわけだが、この動画があまりにも話題になったため、膠州市当局が近々に調査を開始するとのこと。（了）

出典元：Odditycentral:Scandal Brings Chinese “Plastic Rice” Myth Back Into the Spotlight(10/26)

出典元：阿波羅新聞:吃知名品牌大米聞到塑膠味 真相讓人崩潰了(10/21)