Switch news

知っておきたい世界のニュース

イスラエル軍がイランの核研究施設を攻撃していた、ネタニヤフ首相が発言

イスラエル軍がイランの核研究施設を攻撃していた、ネタニヤフ首相が発言
X_Al Jazeera English

イスラエルのネタニヤフ首相は11月18日、議会での演説で、以前イランを攻撃した際、核研究施設の一部を攻撃したと述べた。

 

「核開発計画の一部に打撃を与えた」

 

10月1日、イランは今までの攻撃に対抗するため、イスラエルに対し、200発以上の弾道ミサイルを発射。これに報復するためイスラエルも10月26日、イランに対し攻撃を行った。

 

イランへの攻撃を行う前、アメリカのバイデン大統領は、核関連施設を攻撃すべきではないと発言、イスラエル側に自制を求めていた。

 

その後、実際に攻撃を行ったイスラエル軍も、ミサイル製造施設や地対空ミサイル基地、航空基地などに対し、「精密攻撃」を実施したと述べていた。

 

またイラン側も、首都のテヘランなど3州にある軍事施設が攻撃され、複数の場所が限定的な被害を受けたと発表していた。

 

しかしイスラエルのネタニヤフ首相は18日、議会での演説で、10月26日のイランへの攻撃では、「核開発計画の一部に打撃を与えた」とし、「これは秘密ではない。すでに公開されている。イランの核開発計画には攻撃を受けた特定の部分がある」と述べた。しかしそれ以上の詳細については、明らかにしていない。

 

米ニュースサイトも報じていた

 

アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、ネタニヤフ首相の発言に先立ち、テヘランの東約30kmに位置する町、パルチンにある軍事複合施設で、プラスチック爆薬を製造する「核兵器研究施設」が破壊されたと報じていた

 

「アクシオス」は元イスラエル政府関係者の話として、「核装置内でウランを爆発させるために必要な、プラスチック爆薬の設計に使用される高度な設備が破壊された」と報じた。

 

BBCが分析した衛星画像からも、パルチンにある4つの建造物が被害を受けていることが判明したという。

 

専門家らは以前、3つの建造物はミサイル製造に関連しており、「タレガン2」として知られる4つ目の建造物は以前、核兵器開発に関連した高性能爆薬の実験に関与していたと指摘していたそうだ。

 

国際原子力機関(IAEA)によれば、アメリカが6年前に核合意を放棄し、壊滅的な制裁を復活させて以来、イランは複数の核兵器を製造するのに十分な高濃縮ウランを生産したという。(了)

 

出典元:BBC:Israel hit part of Iran’s nuclear programme, Netanyahu says(11/19)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top