イスラエル軍の攻撃により、ガザ地区では過去48時間に120人が死亡
イスラエル軍はガザ地区で容赦のない攻撃を続けており、11月23日も数多くのパレスチナ人が殺された。
23日には少なくとも38人が死亡
ガザ地区北部の町、ベイト・ラヒヤにあるカマル・アドワン病院では、23日もイスラエル軍の攻撃にさらされ、2人のパレスチナ人が殺害された。
またガザ地区南部のラファ北東にある町、al-Nasrでも、イスラエル軍の空爆により1人が死亡。数人が負傷したという。
ラファではイスラエル軍の戦車による砲撃で、数人が死亡したそうだ。
ガザ地区の医療関係者によれば、23日には夜明け以来、少なくとも38人のパレスチナ人が殺害されたという。
またガザ地区の保健当局は、過去48時間で少なくとも120人のパレスチナ人が殺され、205人が負傷したと報告している。
イスラエル人の人質も死亡
武装組織「ハマス」のスポークスマンは23日、イスラエル軍の攻撃によりガザ地区北部で監禁されていたイスラエル人の女性が死亡し、もう1人が重傷を負ったと明らかにした。
ガザ地区ではイスラエル軍によって人道支援物資の搬入が阻止されているため、南部と中部では多くの人々が食料を求めて、毎日集まっているそうだ。
国連によれば、ガザ地区にある19軒のパン屋のうち、営業しているのは7軒のみで、そこでも小麦粉が底をつきそうだという。
معاناة النازحين للحصول على الخبز في غزة مع استمرار الحرب والحصار#فيديو #حرب_غزة pic.twitter.com/cwO8mNmmAM
— الجزيرة فلسطين (@AJA_Palestine) November 23, 2024
また国連は、ガザ地区で死亡した人の80%が、住宅内で殺されたと明らかにしている。
ベイルート中心部で20人が死亡
イスラエル軍はレバノンへも激しい攻撃を続けており、東部のバールベック地域では複数の町が空爆に曝され、少なくとも15人が殺された。
またレバノンの首都・ベイルート中心部のBasta al-Fouqa地区へも、イスラエル軍の空爆が行われ、少なくとも20人が死亡、66人が負傷したという。
これらの攻撃は、イスラエル軍から事前の警告なしで行われたそうだ。
Israel’s military claims its air strikes in Beirut over the past day targeted ‘several Hezbollah command centres’ and ‘weapons storage facilities.’
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) November 23, 2024
さらにレバノン南部のAin Baalの町でも、イスラエル軍の攻撃により2人が死亡し、救急隊員4人が負傷。同じく南部の都市、ティルスでも5人が死亡、19人が負傷した。
レバノン保健省によれば、イスラエル軍による11月22日の攻撃では、全土で25人が殺され、58人が負傷したという。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Fierce ground battles in south Lebanon as Israel forces advance(11/23)