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イスラエル軍がガザ地区全域で攻撃を激化、38人のパレスチナ人を殺害

イスラエル軍がガザ地区全域で攻撃を激化、38人のパレスチナ人を殺害
X_Quds News Network

イスラエル軍は3月27日にも、ガザ地区全域に激しい攻撃を加え、数多くの人々が殺された。

 

30人がガザ地区北部で殺害される

 

イスラエル軍は、砲撃や空爆、クワッドコプターによる実弾射撃など、さまざまな種類の攻撃で人口密集地域を攻撃し続けているという。

 

27日にはガザ地区北部のベイト・ラヒヤやベイト・ハヌーン、ガザ市、ガザ地区中部、ガザ地区南部のラファやハンユニスなどで、イスラエル軍の攻撃が行われたそうだ。

 

北部のベイト・ラヒヤではテント内で過ごしていた救急隊員1人が殺害され、ガザ市でも4人のパレスチナ人が死亡、数十人が負傷したという。

 

北部のジャバリアでは、「ハマス」の報道官が殺害されたそうだ。

 

またイスラエル軍は中部にある市場へも攻撃を加え、少なくとも7人のパレスチナ人が死亡。南部のハンユニスでも1人が殺された。

 

南部のラファでもイスラエル軍による砲撃や空爆が繰り返されており、27日にはガザ地区全域で少なくとも38人のパレスチナ人が殺害され、そのうち30人が北部で殺されたという。

 

飢餓が増大、病気が蔓延のリスクも

 

一方、ガザ地区には人道支援物資がすでに3週間も運ばれておらず、飢餓が広がっている。

 

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ長官は、ガザ地区に人道支援物資が運ばれない期間は「これまでで最長だ」とし、次のように述べた。

 

「親は子供に食べ物を与えることができない。病人には薬がない。物価は高騰している。飢餓が増大する一方、病気が蔓延するリスクが迫っている。一方、イスラエル軍の爆撃は続いている」

 

しかも先週だけで、UNRWAの職員8人がイスラエル軍の攻撃により死亡したという。

 

トルコ国籍の大学院生を拘束

 

アメリカでは25日、マサチューセッツ州にあるタフツ大学に通うトルコ国籍の大学院生、ルメイサ・オズトゥルクさんが、反イスラエルのデモに参加したとして逮捕された。

 

彼女はビザを取得し、合法的に滞在資格が与えられていたが、自宅を出たところで、国土安全保障省の私服捜査官によって拘束されたという。

 

 

トランプ政権は、昨年大学内で起きたデモで、パレスチナへの支持を表明した留学生を拘束し、国外追放させようとしており、これまでにマフムード・カリルさん、バダル・カーン・スリさん、モモドゥ・タールさん、ランジャニ・スリニヴァサンさんが拘束されている。

 

その後、オズトゥルクさんの弁護士は、アメリカ政府に対して、身柄引き渡しを求める緊急の申し立てを提出。連邦地裁の判事も、政府に対して28日までにオズトゥルクさんを拘束した理由について回答するよう要求し、彼女をマサチューセッツ州の外へ移送させないよう命じた。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel kills 38 people in Gaza, WFP warns of renewed malnutrition(3/27)

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