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元スーパーマン役の俳優、移民関税執行局の職員になると宣言

元スーパーマン役の俳優、移民関税執行局の職員になると宣言
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アメリカで以前、スーパーマン役を演じた俳優が、移民を拘束する移民関税執行局(ICE)の職員になる予定だと明らかにした。

 

「できるだけ早く職員になる」

 

その俳優とは、ディーン・ケイン氏だ。彼は1993年から1997年まで、テレビで放送されたドラマ『ロイス&クラーク:新スーパーマン』でスーパーマンを演じたという。

 

またケイン氏はすでに副保安官や予備役の警察官に就任しているが、8月6日のインタビューで、「私はできるだけ早く、移民関税執行局(ICE)の職員になるつもりだ」とし、次のように語った。

 

「私はICEの一員ではなかったが、あれ(勧誘動画)を公開して、番組で少しばかり宣伝したら、大騒ぎになった。そこでICEと話をして、出来るだけ早くICE職員として宣誓就任することにした」

 

国土安全保障省も声明の中で、ケイン氏が「名誉ICE職員」として、今後宣誓就任すると明らかにした。

 

1万人の新たな職員を募集

 

ただし移民関税執行局の職員は、移民を強引に連行し、国外へ追放しており、そのことは「法律違反だ」と批判され、全米各地で反ICEのデモも起きた。

 

しかしトランプ政権は、年間100万人を国外へ追放するため、ペースを上げるよう指示を出しており、今年7月29日には移民関税執行局が、1万人の新たな職員を募集する計画を発表した。

 

しかも採用された職員には最大5万ドルのボーナスや、学生ローンの支援も提供されるそうだ。ケイン氏は、インタビューで次のように語っていた。

 

「人々は立ち上がらなければなりません。私も立ち上がっています。願わくば、他の元職員や元ICE職員も立ち上がってくれれば、採用目標をすぐに達成し、この国を守ってくれるでしょう」

 

CNNによれば、ケインさんはハリウッドで保守派として有名で、アメリカの移民制度は「壊れている」と主張しているという。

 

そしてトランプ氏が移民の追放を掲げて出馬して、大統領となり、現在それを実行に移しているとし、「国民はこのために投票し、私もこのために投票した」と述べたそうだ。(了)

 

出典元:BBC:Ex-Superman actor says he’s becoming an ICE agent(8/7)

出典元:CNN:元「スーパーマン」が移民取り締まる側に、ディーン・ケインさんICE入りを表明(8/8)

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