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イスラエル軍、ガザ地区のパレスチナ人を南部へ強制移住させる準備を開始

イスラエル軍、ガザ地区のパレスチナ人を南部へ強制移住させる準備を開始
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イスラエル軍がガザ地区北部の住民を、南部へ強制的に移住させようとしており、その計画について明らかにした。

 

17日から準備を始めると発表

 

イスラエル軍は8月16日、ガザ地区北部の「戦闘地域」から、パレスチナ人を南部へ強制的に移住させる準備を、17日から始めると発表した。

 

イスラエル軍のAvichay Adraee報道官は、この措置が「政治レベル」からの指示に基づくものだとし、次のようにSNSに投稿した。

 

「当該(北部)地区の住民への、テントとシェルター設備の提供が再開される。これらの設備は、国防省傘下の国境検問所職員による徹底的な検査を受けた後、国連と国際支援団体によってケレム・シャローム(カレム・アブ・サレム)検問所を経由して輸送される」

 

まだ具体的にどの地域の住民が「強制移住」の対象になるのかは、明らかにされていない。

 

ただイスラエル政府は1週間前、ガザ地区北部のガザ市を掌握する計画を承認しており、また以前、強制収容所にパレスチナ人を収容させる計画についても語っていた。

 

ガザ地区全域で25人が死亡

 

ガザ地区では8月16日もイスラエル軍の激しい攻撃が行われ、ガザ市東部のZeitoun地区では、イスラエル軍の無人機が住民の集団を攻撃し、2人が死亡、数人が負傷したという。

 

同じくガザ市東部にある「アル・アラミ・モスク」近くでも、住宅が攻撃され、さらに1人が死亡、3人が負傷した。

 

Zeitoun地区はここ数日、イスラエル軍の空爆と砲撃を継続的に受けており、下は同地区の住宅街が空爆される様子となる。

 

 

またガザ地区南部のハンユニスでも、イスラエル軍の戦闘機により、建物が空爆されたという。

 

ガザ地区全域では8月16日、イスラエル軍の攻撃により、25人のパレスチナ人が死亡。そのうち12人が支援物資を求めて、殺されたそうだ。

 

イスラエル兵が18歳の男性を射殺

 

ヨルダン川西岸地区の町、ラマラにある村でも16日、18歳のパレスチナ人が、イスラエル兵により射殺された。

 

アル・ムハイル村では当時、イスラエル人の入植者による襲撃を受けており、銃で撃たれた青年は病院へ搬送された後、死亡が確認されたという。

 

地元の村議会議長は、イスラエル兵が村を襲撃し、青年の背中を撃ったのち、暴行を加えたと証言している。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israeli troops to displace Palestinians in Gaza, forcing them south(8/16)

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