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認知症の父親が自ら作曲した音楽を覚えていた!ピアノで演奏する姿が感動的

認知症の父親が自ら作曲した音楽を覚えていた!ピアノで演奏する姿が感動的
Twitter/Nick Harvey

イギリス人の男性が父親の姿を撮影し、その動画がツイッターに投稿され注目を集めている。

 

自身が作曲した音楽を演奏し始める

 

その男性とはイースト・サセックスのCrowboroughに住む、Nick Harveyさん。

 

彼によれば父親のPaulさんは認知症を患い、時折記憶をなくして、全く別の世界を彷徨っているように見えるという。

 

その度にNickさんは、父親を失ったような悲しみに襲われてきたそうだ。

 

しかし先日、父親が訪ねてきた時、ピアノの前に座り、以前自身が作曲した曲を弾き始めたそうだ。

 

Nickさんはこの時の様子を撮影し、その後ツイッターに動画を投稿。すると多くの反響が寄せられた。

 

24時間以内に50万回以上再生

 

父親のPaulさんは若いころ学校で音楽を学び、1960年代や1970年代にはコンサートのピアニストや作曲家として活動していたという。

 

その後、East Grinsteadにある中学校で、音楽主任の教師として働いていたが、1980年代には「Where’s The Sunshine」という曲を自分で作曲したそうだ。

 

それから数十年後、Paulさんは認知症を患ってしまう。ところが今回、最後まで完璧に演奏したという。Nickさんもツイッターで次のように語っている。

 

「父親がピアノを演奏した時、彼は僕のもとへ戻ってきてくれました。僕は父親に彼自身の曲を弾いて欲しいと尋ねたんです。父親も曲を思い出すことはできない、と思っていたのです」

 

 

Nickさんの動画は6月23日に投稿されてから、24時間以内に50万回以上(現在は200万回以上)も再生され、これまでに1万9000件以上もリツイートされている。

 

そして映像を見た人からも「言葉にならないほど大切だ」や「涙が出ます、とても美しい」「シェアしてくれてありがとう」といったコメントが寄せられた。

 

またシンガー・ソングライターのEmeli Sandéさんも「曲が美しい」とし、次のようにコメントしている。

 

「彼の演奏を聞いて、私は音楽の癒す力や、音楽が私たちの避難所になることを思い出しました。あなたのお父さんや家族、そして認知症で苦しんでいる全ての人へ、愛をこめて」(了)

 

 

出典元:MailOnline:Heart-warming video of a man, 79, with dementia playing a piano piece he composed over 30 years ago leaves viewers ‘in tears’ after it’s shared on social media by his proud son(6/24)

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