ユダヤ人の観光客、イギリスで石の十字架を解体し、ダビデの星を作る【動画】

ユダヤ人観光客が、ウェールズの丘陵地帯にあるランドマーク的な十字架を解体し、その石を使ってダビデの星を作った。
北ウェールズにある丘での出来事
石で形作られていたその十字架は、北ウェールズの町、Llandudnoにあるグレート・オーム山の麓の丘に、少なくとも50年間設置されていたと考えられている。
しかし8月15日には、その場所へユダヤ人の観光客が現れ、十字架の石を取り除き、丘陵地帯のさらに奥に、ユダヤ教のシンボルであるダビデの星を作ったという。
結局、ユダヤ人観光客がダビデの星を完成させたのか、また十字架からどれだけの石が外されたのか、は明らかになっていないが、動画がSNSに投稿されると、地元民たちは激怒したそうだ。
A group of reportedly Jewish tourists sparked anger in the UK after dismantling a hillside stone cross to create a Star of David. pic.twitter.com/TYwnOxWLpR
— Al Jazeera English (@AJEnglish) August 22, 2025
亡くなった人の名前を刻む丘
この丘は、家族が亡くなった人の名前を綴るために石を使うことが多いため、「名前の丘」として知られている。
この動画を投稿したFacebookユーザーは、「申し訳ありませんが、この十字架は何年も前からオーム山沿いにありました。どんな宗教にも敬意を払ってください」と主張。
また地元の住民らも、「恥ずべき行為」「衝撃的」と反応し、ユダヤ人観光客らがキリスト教のシンボルに「全く敬意を払っていない」と非難する人もいたという。
被害のニュースが広まると、地元住民は丘の斜面に赴き、石を元の位置に戻し、十字架を修復したそうだ。修復に協力したスコット・パディー氏は、次のように語っている。
「私が十字架の修復を手伝ったのは、宗教的な目的のためではなく、十字架が50年以上もLlandudnoの一部であり、地元の人々や観光客によって大切にされてきたからです」(了)
出典元:Mail Online:Moment Jewish holidaymakers dismantle hillside Christian cross and use stones to create giant Star of David instead(8/20)