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ESAが火星にある「氷に覆われたクレーター」の動画を公開

ESAが火星にある「氷に覆われたクレーター」の動画を公開
YouTube/European Space Agency, ESA

火星にある氷に覆われたクレーターの詳細を表した動画が、欧州宇宙機関によって公開されている。

 

氷で満たされた内部

 

動画で公開されたのは、火星の北部の低地、Olympia Undae砂漠の南にある「Korolevクレーター」の様子。

 

これは直径が82kmにも及び、火星でも非常に良い保存状態で残っているクレーターとされている。

 

クレーターの底までは深さが2kmほどあり、穴の部分は雪ではなく、1年中水が凍った氷で満たされているという。

 

そのドーム状をした氷は1.8kmの厚さがあり、火星の極にない氷としてはかなり多く貯蔵されているそうだ。

 

冷たい空気の層が、氷が溶けるのを防ぐ

 

クレーターは冷たい空気を閉じ込める役割を果たしており、もっとも深い部分に含まれた氷の上空を移動する空気を冷やすという。

 

冷やされた空気は周りの空気より重くなるため沈み、底の氷の上に冷たい空気の層を作り、それが盾の役割を果たして氷を安定した状態に保ち、氷が熱せられ蒸発していくのを防ぐそうだ。

 

これにより「Korolevクレーター」内の氷が永久に安定した状態に保たれているとか。

 

探査機からの画像を組み合わせた

 

今回の動画は、欧州宇宙機関の火星探査機「Mars Express」の「High Resolution Stereo Camera (HRSC)」により撮影されたモザイクイメージを組み合わせて作られたという。

 

その後、画像は地勢情報と組み合わされ、立体的な風景を生成。映画のカメラのようにさまざまな視点から記録して、動画として表したそうだ。

 

また「Korolevクレーター」の名前は、ソ連の宇宙技術の父と呼ばれるSergei Pavlovich Korolev氏(1907-1966)にちなんで付けられたと言われている。(了)

 

 

出典元:esa:Flight over Korolev Crater on Mars(7/2)

出典元:MailOnline:Take a trip to Mars! ESA releases stunning flyover video of Korolev crater that is 51 miles across and covered in a thick layer of ice (7/4)

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