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日本サッカー協会技術委員長、児童ポルノ所持によりフランスで有罪判決。画像の内容も明らかに

日本サッカー協会技術委員長、児童ポルノ所持によりフランスで有罪判決。画像の内容も明らかに
pixabay

U-20ワールドカップ出張中の10月2日、日本サッカー協会(JFA)の技術委員長・影山雅永氏(58)が、機内で児童ポルノ画像を閲覧していたとして、乗り継ぎ地のフランスで逮捕された。 10月6日に開かれた裁判では有罪判決が下され、所持していた画像の詳細も報道されている。

 

性犯罪者名簿への登録も

 

影山雅永氏は、エールフランス便のビジネスクラスの機内で、AI生成と主張されている児童ポルノの画像を閲覧しているところを隣の乗客から通報され、乗り継ぎ地であるロワシー=シャルル・ド・ゴール空港で逮捕。15歳未満の未成年に関する児童ポルノの輸入・所持・記録・保存の罪で、10月6日に即決審理にかけられ、以下の有罪判決が科せられた。

 

・執行猶予付き懲役18カ月

・罰金5000ユーロ(約88万円)

・フランス領への入国禁止:10年間

・未成年者に関わる業務の禁止:10年間

・フランス国内の司法記録である「性犯罪者名簿」への登録

 

本人は「退屈しのぎ」「好奇心」からだったと説明。「AI生成画像であり芸術目的だった」「フランスで違法とは知らなかった」と主張したが、裁判所はこれを退け、実在の未成年者を含む画像も保存していた点を重く見たと報じられている。

 

元Jリーグ選手兼監督であり、U-20(20歳以下)までの日本のユース育成および代表チームも監督していた影山氏だが、今回の件を受けてJFAは影山氏との契約を解除し、技術委員長職を解任した。

 

所持していた画像の内容も明らかに

 

彼は1600枚を超える画像を所持していたと報じられている。10歳ほどの少女と男性との性行為を連想させる画像や、若い女性が男性たちに服を脱がされている画像などが含まれており、そもそも隣の乗客が通報するほど、明らかに性的な画像を所持していたようだ。

 

所持していた枚数も多く、好奇心や芸術という言い訳は難しいだろう。実刑こそは免れたが、代償は大きいものとなった今回の事件。日本への送還も決まっているが、家族はどのように彼を受け入れるのだろうか。(了)

 

参考:20 Minutes「Bobigny : Un haut dirigeant du football japonais condamné pour avoir visionné des images pédopornographiques dans un avion」(10/7)

参考:日刊スポーツ「仏レキップ紙も報道「恥ずかしい」と述べた影山技術委員長、児童ポルノを「芸術の一環」と正当化」(10/7)

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