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酒屋に侵入したアライグマ、飲み過ぎてトイレで気絶

酒屋に侵入したアライグマ、飲み過ぎてトイレで気絶
Facebook/Hanover County Animal Protection and Shelter

アメリカ·バージニア州のアライグマが、週末の金曜日にハメを外したようだ。酒屋で飲み過ぎ、ぶっ倒れ、保護された先で数時間寝た後、無事に森に帰った。

 

トイレで寝ていたアライグマ

 

ブラックフライデーの翌日にあたる11月29日土曜日の朝、バージニア州の小さな町アッシュランドにある酒屋の従業員は出勤して驚いた。商品棚からいくつもの酒瓶が落ちて割れ、通路が酒で水浸しになっていたからだ。

 

犯人が見つかるまでに時間はかからなかった。ハーノーバー郡のアニマルシェルターが公開した写真に写っているとおり、犯人のアライグマは、店のトイレで這いつくばったまま意識朦朧となっていた。酔いが回って前後不覚に陥り、トイレに迷い込んだと見られている。

 

従業員から連絡を受けたアニマルシェルターのスタッフがアライグマを保護し、酔いが醒めるまで休ませてから森に放った。そのスタッフによれば、犯人は「ひどく酔って」いたが「怪我はなく、数時間眠った後、二日酔いと後悔の念は残ったかもしれないが、とりあえず無事に原野に戻された」とのこと。また「できるなら、この苦い経験から、泥棒に入ってもいいことはないと学んでほしいものだ」とも言う。

 

アライグマは建物の天井から店内に入り込み、その際に監視カメラに掴まってカメラごと床に落ちたらしい。そのため、犯行の決定的な証拠となる映像は残っていない。

 

ゴミパンダという別称

 

人里離れた地域に棲むアライグマは野生の果実や野菜、昆虫、小動物などを餌にしているが、人の居住地近辺に棲むアライグマは、ゴミを漁って食べるのが大好きなのだそう。海外メディアによれば、こうしたアライグマは「trash panda」(ゴミパンダ)と呼ばれているとのこと。

 

最近の学術調査によれば、ゴミパンダの部類に入るアライグマは、人に馴染んで野生の荒っぽさを失う傾向があるらしい。だが、今回の犯人のように、まだまだワイルドな面を残した奴もいる。

 

アメリカでは9月にも酔っ払ったアライグマがニュースになった。そのアライグマは、ケンタッキー州の桃のリキュールを作る工場でゴミを食べて死にそうになり、心肺蘇生術を受けて命をとりとめた。(了)

 

出典元:sky news:Spirit animal: Raccoon gets drunk as a skunk in a booze store – and sleeps off hangover in the toilet(12/3)
出典元:brobible:Virginia Liquor Store Ransacked By Raccoon That Broke Bottles, Got Drunk, And Passed Out In The Bathroom(12/2)
出典元:Fox News:Raccoon breaks into liquor store, passes out in bathroom after booze-fueled ‘rampage’(12/2)
出典元:Facebook/Hanover County Animal Protection and Shelter

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