オバマ元大統領がミネアポリスでの男性射殺事件に言及、移民捜査官を非難

アメリカのミネソタ州で、37歳の男性が連邦の移民捜査官によって射殺された事件を受け、その後バラク・オバマ元大統領が、声明を発表した。
「価値観の多くが脅かされている」
この事件は1月24日の朝、ミネソタ州のミネアポリスで起き、白人男性のアメリカ市民であるアレックス・プレッティさん(37)が、複数の税関・国境取締局(CBP)の捜査官に地面に押さえつけられた後、射殺された。
トランプ政権は、プレッティさんが銃を所持し、捜査官を攻撃しようとしたと説明しているが、複数の動画には、プレッティさんが女性をかばい、スマホで撮影していただけで、銃を抜いている様子は一切映っていない。
この事件を受け、オバマ元大統領は1月25日に声明を発表し、この殺害事件を「胸が張り裂けるような悲劇」であり、「政党に関わらず、すべてのアメリカ国民にとって、国家としての中核的価値観の多くがますます脅かされているという警鐘だ」と述べた。
移民捜査官の捜査手法を批判
さらにオバマ元大統領は、ミネソタ州における連邦法執行機関と移民捜査官の活動は、合法かつ責任ある方法で行われていない、と指摘。次のように述べた。
「ここ数週間、マスクを着けたICE(移民関税執行局)の職員やその他の連邦職員が、何の罰も受けずに行動し、アメリカの大都市の住民を脅迫、嫌がらせ、挑発し、危険にさらすことを意図したかのような戦術を行使しているという光景に、全米の人々は当然ながら憤慨している。こうした戦術がミネアポリスで起きた2人のアメリカ市民、プレッティさんとレニー・グッドさんの射殺事件につながった」
さらにオバマ氏は、今回の事件について、トランプ大統領や政権側が、ビデオの証拠とは明らかに矛盾する主張を、エスカレートさせているように見えると指摘。
その上でオバマ氏は、不正に反対して声を上げ、基本的自由を守り、政府に責任を負わせることは、私たち1人1人の市民にかかっているとし、ミネアポリスをはじめとする国内各地で広がる平和的な抗議活動を支持するよう国民に呼びかけた。(了)
出典元:The Guardian:Obama says Alex Pretti killing a ‘tragedy’ as calls mount for full investigation(1/25)

























