ロシアで氷点下65度を記録、まつげが樹氷状態の写真も話題に
ロシアの極東やシベリアでは、先週から大寒波に見舞われており、気温が氷点下65℃を観測したという。そんな中で暮らしている人々の写真が注目を集めている。
路上を歩いていた若者が凍死
NHKによれば先週からロシアの極東地域では気温が平年に比べ10℃も下回り、氷点下50℃代になるところが増えているという。
また現地のメディアは、極東のサハ共和国では氷点下65℃を記録し、車が故障して道を歩いていた20代の男性2人が凍死したと伝えたそうだ。
この寒さがどのようなものか想像もできないが、そんな中で暮らす女性を捉えた写真が公開されている。
インスタに投稿された女性の写真
その女性とはインスタグラム・ユーザーの「anastasiagav」さん。写真が撮影されたのはサハ共和国のオイミャコンという地域とされ、ここでは気温がマイナス52℃になるまで学校が休校にならず、世界で最も寒い地域と考えられているという。
そして、やはりこの地域も気温がマイナス62℃まで低下。温度計が壊れたケースもあったようだ。またanastasiagavさんが投稿した写真でも、完全にまつげが樹氷状態となっている。
しかも約500人いる地元住人のうち何人かは、気温計がマイナス68℃程度を示していたと主張しているとか。
そもそも写真家のAmos Chappleさんによれば、薄いズボンをはいてマイナス47℃の戸外へ出た時は、足が何かに捕まえられたように感じ、時々唾液が凍って針のようになり、唇をチクチク刺すような感覚に襲われたという。
今回はそれをはるかに上回る寒さに襲われているが、オイミャコンでは過去にもマイナス71.2℃を記録し、これが世界で最も低い気温になるそうだ。(マイナス67.7℃という説も)
また中心都市ヤクーツクでは、寒さで空気中の水蒸気が凍って視界が悪くなっているともいわれている。
このためロシアの非常事態省は、市民に対し不要不急の外出を控えるよう呼びかけているという。(了)
出典元:NHK:ロシアで大寒波 極東で氷点下65度 凍死も(1/17)
出典元:boredpanda:A Thermometer Just Broke At -62°C (-80°F) In The World’s Coldest Village, And The Photos Are Breathtaking(1/16)