漁具やロープが絡まったジンベイザメ、偶然潜っていたダイバーの家族が救出
ハワイで漁具やロープが絡まったジンベイザメが目撃され、ダイビングしていた家族によって救われた。
家族でハワイ沖を潜っていた時に遭遇
そのジンベイザメを目撃したのはJoby Rohrerさん。彼は当時、家族とともにハワイの Lanai沖合の海を潜っていたという。
その時、偶然20フィート(約6m)ほどのジンベイザメと遭遇。しかしそのサメは体中にプラスチックの網やロープが絡まり、悲惨な状態に置かれていたそうだ。
そのためJobyさんはジンベイザメに接近。体に絡まったロープを慎重に取り除き、ジンベイザメを送り出した。
How’s this for hoʻihoʻi ea and my sister’s birthday. Remember a couple of weeks ago on the news. This whale shark was spotted off of Molokini entangled in a large rope. Folks at the time were unable to free it and DLNR has been looking for it. Well my sister and her family are on Lānaʻi and on Sunday they were diving off of Kaunolū. They saw the whale shark with the rope around it. And as if seeing a whale shark wasn’t cool enough, my bro-in-law Joby, after diving down 5 times in pretty deep water was able to cut the shark free!!!!! They brought the rope to shore and it weighed a whopping 150 lbs ❤️ @dakineguybra2 @hoohilak #lahoihoiea #jobythefruitfly
Hi'ilei Kaweloさんの投稿 2018年7月31日火曜日
ロープや漁具がサメの身体を傷つけていた
実はJobyさんが遭遇する数週間前にも、ロープが絡んだジンベイザメは目撃されており、野生動物局が人々に見つけた場合は連絡するよう警告していたとか。
しかしJobyさんはそれを知らず、また海の中で遭遇した時も、サメに接近するかどうか迷っていたという。
「私はその動物に近づき、触れた時のことを考えていました。私はその動物を驚かせたくはなかったし、ストレスを与え、急に逃げられたくはありませんでした」
しかし海洋生物学者で妻のKapuaさんの言葉にも促され、救出することを決意。ナイフを手に、できるかぎりゆっくりと50から60フィート(15mから18m)の深さを5回に分けて潜り、ジンベイザメのロープを解くことに成功した。
Jobyさんが取り除いたロープは重さが150ポンド(約68kg)もあり、不適切に投棄された漁具も絡まっており、それらはジンベイザメの身体に切り傷を与えていたという。
もっとも人間が残したもので動物が脅威にさらされる例は後を絶たない。そのため彼は次のように語っている。
「これは、私たちの捨てたものが、いかにこのような美しい動物を簡単に傷つけてしまうかを表す良い例なのです」
過去にも同様の出来事は多く起きており、下の動画でも巨大なジンベイザメを救助する様子がとらえられている。是非、ご覧いただきたい。(了)
出典元:The dodo:Family Sees Giant Tangled Shark And Drops Everything To Help Her(8/3)
出典元:GOOD NEWS NETWORK:Watch a Family of Divers Rescue a Whale Shark With Rope Wrapped Around Its Body(8/23)