欧米で観測された「スーパーブラッドムーン」、ネットへの投稿画像などを一挙紹介
アメリカ大陸やヨーロッパの一部で先日、スーパームーンが真っ赤に染まる皆既月食が観測された。
さっそくネットでも月の様子を撮影した印象的な写真や、動画が投稿されている。
大きく見える満月の皆既月食
1月20日の夜から21日にかけて観測された、皆既月食は「スーパーブラッドムーン(Super Blood Moon)」と呼ばれているという。
下の写真は、ロサンゼルスにあるグリフィス天文台が観測した動画からの画像。
これは満月が地球の影にすっぽり隠れる現象だが、月と地球の距離が近いため、いつもより大きく見える満月「スーパームーン」の皆既月食ということになる。
また1月の月を「ウルフムーン」と呼ぶことから、今回の皆既月食は「スーパーブラッドウルフムーン」とも呼ばれているそうだ。
残念ながら今回は日本では皆既月食を観測できなかったが、アメリカやヨーロッパの一部では、赤銅色の月を見るができたという。
下は時間を早めた動画。
Total Lunar Eclipse, January 20-21, 2019
A long night and drive yesterday, but it was worth it! So glad the weather decided to cooperate for the lunar eclipse. Here's a time lapse of the event that shows 4 hours of the event.
Sam Wolfe Photographyさんの投稿 2019年1月21日月曜日
下はツイッターからの写真。
下はシアトルでの写真。
こちらは連続写真。
スーパームーンの明確な定義はない
スーパームーンとは、もともと天文学の用語ではなく占星術の用語で、明確な定義はないそうだ。
この言葉を広めたNASAのジェット推進研究所(JPL)のサイトでは、地球と月の距離が近いときに満月になると、平均的な満月よりも大きく、そして明るく見えるため、これをスーパームーンと呼ぶとしている。
NASAのサイトでも明確な定義はしていないが、これまでの傾向から、月と地球との距離が36万km以内の満月をスーパームーンとしている。
次に地球上で皆既月食が起こるのは、2021年5月26日で、日本でも観測可能だという。(了)
※下の動画はグリフィス天文台のライブ動画。このため時間的には非常に長いので、ご了承いただきたい。
出典元:weathernews:アメリカで皆既月食を観測日本でもスーパームーンは観測可能(1/21)
出典元:weathernews:1月21日の満月はスーパームーン アメリカではSuper Blood Moonとして話題に(1/20)