フェスティバルに現れた不思議なチェッカー模様男、注目とお金を集めて逃げ去る
英国南西部の町ウォラストンのフェスティバルに、チェッカー模様の全身タイツに身を包んだ男が現れ、一言も喋らずに住民から現金を集めて逃げ去った。
男はパントマイムだけで住民とコミュニケーションを取っていたため、声を聞いた者は誰もいない。住民の間では男の正体が分かっているようだが、万一その推測が外れた場合を恐れて誰もが口を閉ざしている。
住人たちはまだ警察に届け出ておらず、正体不明のこの男とメールでコンタクトを取っているとのこと。
フェスティバルに現れた全身タイツ男
英国グロスタシャー州の町ウォラストンで開催されていたフェスティバルに現れたその男は、賞金付きクイズの応募用紙を配って歩いた。
そこには、チェッカー模様の男の写真と共に、こんな文章が書かれている。
あれは鳥か? それとも飛行機か?
いや違う、ウォラストンのミステリーマンだ。
私のファーストネームは? __________________
あなたの名前:_______
電話番号:_______
ジャックポットの賞金100ポンド
エントリー:ウォラストン町役場への寄付金1ポンド
寄付金集めのアイディアを褒めた住民たち
当日、サーカス団長の格好をしてパレードに加わっていたフェスティバル実行委員の一人、Andy Morgan Wattsさんはこう言う。
彼は予告なしに突然現れました。住民たちは彼を褒め称えましたよ。寄付金を集めるやり方として、とてもいいアイディアに見えましたからね。
けれど、彼は消えてしまい、お金を寄付したと思った人たちは、とてもがっかりしています。
私としては、彼が単に集めたお金を寄付するのを遅らせているだけだと思いたいですね。
別の実行委員Sue Andersonさんはこう言っている。
パレードにはどんな格好も普通のことですから、この男が加わった時も、我々はほとんど気に留めませんでした。
皆が彼のアイディアを凄いと思いました。彼はサンバを演奏するバンドと一緒に踊ったり、子供と肩を組んで写真に写ったりしていました。
1日が終わり、彼がステージに上がって正体を明かすのを誰もが期待していました。ところが、彼を探しても見つかりません。消えてしまったんです。
フェスティバル委員会はその後、彼に向けて「正体を明かすように」とのメッセージをFacebookに掲載した。
すると、本人を名乗る人物から「100ポンドをそちらに送金する」というメールが届いたという。だが、委員会はその提案を拒否。彼が集めた現金全てを返すように求めている。(了)
出典元:Metro:Mystery mime artist turned up at village fete then ‘fleeced’ people out of cash(6/26)
出典元:Mirror:Villagers hunt mime artist who fled garden fete with charity cash(6/25)