F3のレース中に大事故が発生、マシーンが宙を舞う
「フォーミュラ3」のレース中に大規模な事故が発生し、その様子が公開されている。
ドライバーに大きなケガは無し
そのレースが行われたのは9月7日、場所はイタリア・ミラノの近くにあるMonzaサーキットとされている。
レース中、オーストラリア(タスマニア・ホバート出身)のドライバー、Alex Peroni選手(19)が乗ったマシンが縁石に乗り上げ、宙を舞った。
そして3回近く回転し、フェンスにぶつかり、ひっくり返った状態でタイヤバリアに落下したが、幸いPeroni選手は大きなケガを負わなかったという。
事故後、Peroni選手はコース係員や医療スタッフに付き添われ、歩いて事故現場を去り、他のマシンも巻き込まれることはなかったそうだ。
We are all extremely relieved that Alex Peroni walked away from this crash during Race 1 in Monza.
He is currently under medical observation.#ItalianGP 🇮🇹 #F3 pic.twitter.com/UdlcFSIqBH
— Formula 3 (@FIAFormula3) September 7, 2019
縁石は撤去される予定
事故当時、Peroni選手が乗ったマシンがどのくらいの速度を出していたのかは、分かっていない。
ただF3の場合、平均のトップスピードは167マイル(時速269km)に達するとも言われている。
彼が乗り上げた縁石は、ドライバーがコースを越えないよう設置されたようだが、その後多くのドライバーから苦情が寄せられたことから、F1レースの前に撤去される予定だという。
そしてこの作業やフェンスの修復のために、F1の最終練習セッションなども延期になる見通しのようだ。
1週間前には、F2レースでマシンがクラッシュし、ドライバーのAnthoine Hubert選手が亡くなっている。今回はドライバーがケガをせず、重大な事故にならずに幸運だったといえるだろう。(了)