ケニアでタイヤが首にはまったキリンを発見、保護団体が救助に成功
先日、アフリカで首に車のタイヤをはめたキリンが発見され、救出作戦が行われた。
タイヤは罠として使われたものではない
そのキリンが発見されたのはケニアの街、Mombasaにある「Haller公園」とされている。
キリンの首には大きなタイヤがはまっており、ケガをしている可能性があったことから、自然保護団体の「Sheldrick Wildlife Trust」が救出作戦を行った。
なぜキリンの首に、タイヤがはまったのか、理由は分かっていない。ただ「Sheldrick Wildlife Trust」は、このタイヤがゴミとして捨てられたもので、密猟者によって罠として使われたものではないと考えている。
「Sheldrick Wildlife Trust」のメンバーらはキリンに麻酔をかけ、ロープを使って優しく体を地面に倒して、タイヤを切断。その後、首から取り除くことに成功した。
The rubbish humans carelessly generate can have a catastrophic impact on animals, as this female giraffe can attest…
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麻酔が効きにくいキリン
しかしキリンの首からタイヤを外すのは、そう簡単なことではなかったらしい。
というのも、キリンは最も麻酔が効きにくい動物の1つとされているからで、そのためレスキューチームは素早く行動しなければならなかったという。
今回も麻酔を打った後に、キリンは起き上ろうとしたため、人々が手で地面に押さえつけ、その間にタイヤを切断したとか。
その後、チームはキリンのケガの部分を徹底的に洗浄・消毒し、抗生物質を含んだスプレーなど吹きかけたそうだ。やがてキリンは無事、森の中へと帰っていった。
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「Sheldrick Wildlife Trust」のチームは、これまで罠などによりケガをしたキリンを95頭も治療してきたが、タイヤでケガを負ったキリンのケースは経験していなかったという。(了)
出典元:MailOnline:Rubber necking! Giraffe is rescued after getting a tyre stuck around its neck in Kenya(3/12)