「ローリング・ストーンズ」がトランプ大統領に警告、「これ以上、曲を無断で使うな!」
イギリスの伝説的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」が、アメリカのトランプ大統領に対して、今後は法的措置を取ることも検討していると、警告した。
大統領選挙で曲を無断使用
トランプ大統領は先週、オクラホマ州のタルサで選挙集会を開いたが、その際「ローリング・ストーンズ」の曲『You Can’t Always Get What You Want(邦題:無情の世界)』を無断で使用していた。
またトランプ氏は2016年の大統領選挙の際にも、同じ曲を許可なく使用していたという。
このため「ローリング・ストーンズ」の法律顧問団は、6月27日に声明を発表。もしこのまま無断で曲を使用し続けるなら、法的手段に訴えると警告した。
Watch the live premiere on the Rolling Stones YouTube channel today of rare performances from the Sweet Summer Sun show at Hyde Park, filmed in 2013!
Chat with other fans and join in at 8pm BST / 12pm PT / 3pm ET: https://t.co/g1BVsv47hM #ExtraLicks pic.twitter.com/V8KDSqe0by— The Rolling Stones (@RollingStones) May 24, 2020
Brazilian DJ @alokoficial has remixed a version of Living In A Ghost Town: https://t.co/HymEvudfyr pic.twitter.com/b8hWiuEFCb
— The Rolling Stones (@RollingStones) May 15, 2020
他のミュージシャンの家族も使わないよう要請
そもそも「ローリング・ストーンズ」は2016年、ツイッターで「トランプ大統領を支持しない」と表明していたという。
また曲の無断使用を取り締まる音楽著作権団体「BMI(Broadcast Music, Inc.)」も、「ローリングストーンズ」を代表してトランプ陣営に対し、許可なく曲を使用することはライセンス許諾契約違反にあたると知らせていたそうだ。
さらに今月初めには、ロック・ミュージシャンの故・トム・ペティ氏の家族も、トランプ大統領に対して、オクラホマ州の集会でペティ氏の「I Won’t Back Down」の曲を許可なく使わないよう手紙を書いたという。
そしてツイッターでも「亡くなったアーティスト(トム・ペティ)は、決してヘイトのための選挙キャンペーンにおいて、自身の曲が使われることを望んでいない」と述べている。(了)
— Tom Petty (@tompetty) June 21, 2020
出典元:BBC:Rolling Stones warn Trump not to use their songs – or face legal action(6/28)