J・バイデンの暗殺を計画していた男、車に大量の武器や爆発物を所持
米民主党の大統領候補であるジョー・バイデン氏の暗殺を企てていたとみられる男の裁判が行われ、その詳細が明らかにされた
5月に逮捕、10月初旬に裁判
その男とは、ワシントン州出身のAlexander Hillel Treisman被告(19)だ。
同被告は今年の5月、駐車場に停めてある車(バン)に関する通報を受けた、ノースカロライナのKannapolis警察によって逮捕されたという。
そして今月の初旬に裁判が行われ、その記録から当時、被告が大量の銃や爆発物を所持し、銃乱射事件や大量虐殺を行う計画をしていたことが発覚。
さらに大統領候補であるジョー・バイデン氏の暗殺を計画をしていた証拠も明らかとなる。
大量の銃や爆発物を所持
裁判の記録によれば、Kannapolis警察は当時、Treisman被告の車の中に「AR-15」と同じスタイルの銃や爆発物、そして拳銃や弾薬の入った箱を見たという。
そして車内を調べたところ、合計で50万ドル(約5200万円)相当の銃火器や、サバイバルの方法や爆弾の作り方、銃の改造の方法が書かれた本なども発見され、携帯電話には未成年者のポルノ動画や画像も見つかったそうだ。
しかしTreisman被告は、大量の銃を所持していた罪には問われておらず、小児性愛のポルノ動画などを所持していた疑いで逮捕されたとか。
銃乱射事件やバイデン氏暗殺も計画
また裁判で、Treisman被告の携帯電話のメモには、2019年10月15日の日付で、クリスマスやブラックフライデーの日にショッピングモールのフードコートなどで銃乱射事件を起こす計画について記されていたという。
さらに裁判に提出された証拠には、2020年4月15日のTreisman被告による投稿もあり、そこには「ジョー・バイデンを殺すべきか」というキャプションが書かれていた。
そして裁判所の記録には、Treisman被告が「バイデン氏の住所の情報」や「銃に関する州法」「ライフルの部品」「ナイトビジョン ゴーグル(暗視装置用ゴーグル)」などをネットで検索していた証拠も示されたそうだ。
また「バイデン氏の殺害」に関する被告の投稿や、ニューハンプシャー州で「AR-15」を購入したこと、バイデン氏の自宅から4マイル(約6.4km)以内にある店「ウェンディーズ」を訪れた事実も、裁判の証拠に含まれていたという。(了)
出典元:CBS:19-year-old plotted to kill Joe Biden, court documents indicate(10/23)