イタリアの道路に数百羽の鳥の死骸が散乱、原因は新年の花火か
イタリアで、無数の鳥が謎の死を遂げ、通りに死骸が散乱している様子が目撃された。
数百羽の鳥が死んでいた
この死んだ鳥が見つかったのは1月1日、場所は首都のローマとされている。
ローマの主要な駅がある通りには、数百羽の死んだ鳥が横たわっていたとされ、その多くは「ムクドリ」だったという。
現段階では、鳥がなぜ死んだのかは明らかになっていない。ただ動物保護団体などは、新年に打ち上げられた花火やクラッカーが原因だと見ている。
#Rome #Italy: #NewYearsEve2021 the terrible consequence of #fireworks 😔😭 dead #birds. Urge a ban 😡 pic.twitter.com/XPlgHXCsEH
— OIPA International (@OIPAInternation) January 1, 2021
花火やクラッカーで怯えた可能性
動物保護団体の「International Organization for the Protection of Animals(OIPA)」によれば、多くの鳥たちが巣を作る木々の多い町で鳴らされた、花火やクラッカーなどの大きな音が、死因と関連しているという。
「OIPA」のスポークスマンであるLoredana Diglio氏は、次のように述べている。
「鳥たちが恐怖から死ぬこともありえます。彼らはともに飛び立ち、お互いにぶつかり、または窓や電線に当たります。また鳥たちが、心臓発作によって死ぬこともあるのを忘れないようにしましょう」
ローマでは新型コロナ対策として、大晦日も午後10時以降は夜間外出禁止になっていたという。
また個人が花火を打ち上げることも禁止されていたが、多くの人々がそのルールを無視していたそうだ。
「OIPA」のイタリア支部は、今回のことを受け、個人で使用する花火やクラッカーの販売禁止を求めている。(了)
出典元:euronews:Hundreds of birds found dead in Rome’s streets after New Year fireworks displays(1/1)