ボールボーイが、プレーをわざと遅らせている選手にボールを投げつける
オランダのアムステルダムで行われていたサッカー・ヨーロッパリーグの試合で、かなり珍しいハプニングが起きた。
選手がボールをぶつけられる
4月8日(現地時間)に行われた試合では、「Roma」と「Ajax」が対戦。2対1で「Roma」がリードしていたという。
そして後半の試合終了が近づいてきた時、「Roma」のRiccardo Calafiori選手がわざとプレーを遅らせるような行動を取ったそうだ。
実際にボールがラインの外へ出た時、すぐにボールボーイが新しいボールを投げたが、Calafiori選手はそれを手に取らず、最初に出たボールをゆっくりと追いかけていた。
これを見ていた「Ajax」側のボールボーイがCalafiori選手に怒り、胸のあたりにボールを勢いよく投げつけた。それがこちら。
Ajax ballboy ain’t got time for thispic.twitter.com/ngfDUU05IE
— Ronan Mullen (@RonanReigns) April 8, 2021
主審もボールボーイに共感
ボールをぶつけられたCalafiori選手は、ボールボーイに何か文句を言ったようだが、これを見ていた主審のSergey Karasev氏は、少年に共感。
Calafiori選手が、やはり勝つためにあえてプレーを遅らせていたと判断し、彼にイエローカードを突きつけたという。
Calafiori選手はその後、イタリアのスポーツ番組「Sky Sport」に出演。そこで次のように述べている。
「そんな状況で相手が時間を無駄にしているのを見ると、私もイライラしたと思います。 私は彼(少年)を尊敬しているとは言いませんが、彼(の行動)を理解しています」(了)