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【インド】新型コロナにかかった男性、休暇が認められず酸素ボンベと共に出勤

【インド】新型コロナにかかった男性、休暇が認められず酸素ボンベと共に出勤
Twitter/Sohan singh

インドで新型コロナウイルスから回復途中にある男性が、会社から休暇を認められず、やむなく出勤する様子が公開さている。

 

家族に支えられながら出勤

 

その男性とは、ジャールカンド州にある「Punjabナショナル銀行」で働くArvind Kumarさんだ。

 

彼は新型コロナにかかり、現在回復を向かっている途中のため、酸素吸入が手放せない状態だったという。

 

そのため、銀行に休暇届を出したが、それが認められなかった。しかも銀行側は出勤しなければ、給料から差し引くと脅してきたため、Kumarさんはやむなく出勤した。

 

この時の様子は家族によって撮影されたが、Kumarさんは妻に体を支えられ、酸素吸入器をつけ、子供に酸素ボンベを抱えてもらいながら、会社の階段を上り、事務所へ到着した。

 

やがて動画はネットに投稿され、多くの人々にシェアされたそうだ。

 

責任者と激しいやりとり

 

Kumarさんは休暇届の手紙の中で、まだ新型コロナから回復している途中であり、感染が肺に広がっていると書いていたという。

 

また酸素吸入が必要であり、血中の酸素濃度も低いままであると訴えていたそうだ。しかし会社は、休暇届を認めなかった。

 

動画においても、Kumarさんが銀行のマネージャーと激しく言葉のやり取りをする様子が写っており、彼は次のように訴えていたそうだ。

 

「なぜ、私は拷問されなけれなならないのか?私は病気にかかっており、深刻な状態だ。感染が肺に広がっているため、医者は回復までに3カ月かかると言っている」

 

だが結局、銀行は休暇届も認めず、さらにKumarさんが提出した辞職願も受理しなかったという。

 

その後、Kumarさんは家に帰るよう求められたが、彼は銀行側に未払いになっている給料を要求しているそうだ。

 

新型コロナに感染した場合、長期にわたって後遺症が残ると言われているが、そのような知識や理解がない場合、このような問題が起きるのかもしれない。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:Denied leave while recovering from Covid, Indian bank employee walks to work hooked up to oxygen tank(5/26)

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