【インド】新型コロナにかかった男性、休暇が認められず酸素ボンベと共に出勤
インドで新型コロナウイルスから回復途中にある男性が、会社から休暇を認められず、やむなく出勤する様子が公開さている。
家族に支えられながら出勤
その男性とは、ジャールカンド州にある「Punjabナショナル銀行」で働くArvind Kumarさんだ。
彼は新型コロナにかかり、現在回復を向かっている途中のため、酸素吸入が手放せない状態だったという。
そのため、銀行に休暇届を出したが、それが認められなかった。しかも銀行側は出勤しなければ、給料から差し引くと脅してきたため、Kumarさんはやむなく出勤した。
この時の様子は家族によって撮影されたが、Kumarさんは妻に体を支えられ、酸素吸入器をつけ、子供に酸素ボンベを抱えてもらいながら、会社の階段を上り、事務所へ到着した。
やがて動画はネットに投稿され、多くの人々にシェアされたそうだ。
ये शर्मनाक है। झारखण्ड के बोकारो में कोरोना होने के बावजूद अधिकारी बैंक कर्मी को दफ्तर बुलाते थे। हालात ऐसे हो गए कि कर्मचारी ने इस्तीफा भी दे दिया लेकिन वह मंजूर नहीं हुआ। थक हारकर कर्मचारी ऑक्सीजन सपोर्ट के साथ दफ्तर पहुंच गया।बैंक अधिकारी कुछ भी बोलने से बचते रहे।#corona pic.twitter.com/NHUNDYxHYG
— Sohan singh (@sohansingh05) May 26, 2021
責任者と激しいやりとり
Kumarさんは休暇届の手紙の中で、まだ新型コロナから回復している途中であり、感染が肺に広がっていると書いていたという。
また酸素吸入が必要であり、血中の酸素濃度も低いままであると訴えていたそうだ。しかし会社は、休暇届を認めなかった。
動画においても、Kumarさんが銀行のマネージャーと激しく言葉のやり取りをする様子が写っており、彼は次のように訴えていたそうだ。
「なぜ、私は拷問されなけれなならないのか?私は病気にかかっており、深刻な状態だ。感染が肺に広がっているため、医者は回復までに3カ月かかると言っている」
だが結局、銀行は休暇届も認めず、さらにKumarさんが提出した辞職願も受理しなかったという。
その後、Kumarさんは家に帰るよう求められたが、彼は銀行側に未払いになっている給料を要求しているそうだ。
新型コロナに感染した場合、長期にわたって後遺症が残ると言われているが、そのような知識や理解がない場合、このような問題が起きるのかもしれない。(了)
出典元:INDEPENDENT:Denied leave while recovering from Covid, Indian bank employee walks to work hooked up to oxygen tank(5/26)