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フランスで導入されたワクチン・ルールに反対し、数万人が抗議デモ

フランスで導入されたワクチン・ルールに反対し、数万人が抗議デモ
Twitter/Deleuze Jean

フランスで、新型コロナウイルスの新しいルールに対する抗議デモが、各地で起きた。

 

医療従事者などにワクチン接種を義務化

 

フランスのマクロン大統領は7月12日、新型コロナに関連した新しいルールを発表した。

 

そのルールでは、病院、診療所、高齢者施設、障害者施設の全ての看護・介護者、職員、また、高齢者や脆弱者と接触する全ての業務従事者、ボランティアに対しワクチン接種を義務付けたという。

 

そして9月15日以降はワクチン未接種者には罰則が科されることに。

 

また人々は多くの公共の場所で、衛生パスポート(ワクチン接種済証または陰性証明書)の提示が求められ、7月21日からは衛生パスの適用を50人以上が集まる娯楽・文化施設に拡大。

 

8月1日からは、カフェ、レストラン、ショッピングセンター、病院、高齢者施設、社会医療施設、長距離の航空機・列車・車両の利用者にも、衛生パスの提示が求められる。

 

パリや各地で抗議デモ

 

フランスではワクチン接種が進んでおらず、必要な回数の接種を終えた人は、7月9日時点で人口の40%。このためマクロン大統領はワクチン接種促進のため強い措置に出たのだが、その結果、記録的な数の人がワクチン接種の予約を行ったそうだ。

 

しかし7月14日には、このルールに不満を抱いた人々、約1万9000人が、フランス各地でデモに参加したという。

 

パリでは祝日にあたる「バスティーユ・デー」に、約2250人が参加。またリヨン、ボルドー、ストラスブールなどの各地でも抗議デモが行われ、参加者は「自由を!自由を!」と唱え、一部では警察との衝突も起きたそうだ。

 

 

ただし13日に発表されたエラベ社の世論調査では、マクロン大統領が導入した新しいルールは、多くの人に支持されているという。(了)

 

 

出典元:France24:Thousands protest in France against new virus rules(7/14)

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