英政府、アフガンでテロの脅威が高まっていると警告、自国民に空港へ行かないよう指示
イギリス政府は、アフガニスタンに残っているイギリス国籍の人々に対し、首都・カブールにある空港へ来ないよう警告した。
テロの脅威が高まっている
8月31日の撤退期限を前に、カブールにあるHamid Karzai国際空港には、多くの市民が押し寄せている。
しかし8月25日の夜、イギリスの外務省はアフガニスタンに残っているイギリス国民に対し、テロの脅威が高まっているとして、「Hamid Karzai国際空港へは来ないよう」警告を発した。
その上で外務省は、「もし現在、空港付近のエリアにいるのなら、安全な場所へ移動し、さらなるアドバイスを待つように」と指示をした。
「ISIS-K」による攻撃の可能性を提起
アメリカのジョー・バイデン大統領も24日、アフガニスタンにいるイスラム国(ISIS)の支部「ISIS-K」による空港への攻撃の可能性を提起したという。
バイデン大統領は「日ごとに、アフガニスタンに残っている外国の軍隊へのリスクが高まっている」と述べ、8月31日の撤退期限の延長はせず、できるだけ早く撤退するという自身の決断を擁護した。
NOTO事務総長のJens Stoltenberg氏も8月25日、「空港でのテロの脅威は理論的ではないが、現実的な危険だ」とした上で、「撤退期限が過ぎ、少なくともタリバン側から何らかの暗黙の了解が得られなければ、危険は高まる」と述べている。
このためアメリカやオーストラリア政府も、自国民に対して、カブールの空港に行かないよう訴えているという。(了)
出典元:METRO:Brits told to avoid Kabul airport due to ‘high’ threat of terror attack(8/25)
出典元:The Guardian:Afghanistan live news: US, UK and Australia warn citizens away from Kabul airport amid terror threat(8/25)