カナダで釣れた「生ける恐竜」に驚き
カナダの大河で釣り上げられた特大級のチョウザメ。古代魚であるチョウザメは、「生ける恐竜」という異名を持っているが、ここまで大きいと、まさに恐竜だ。動画がTikTokに投稿されている。
チョウザメ釣りのベテランもびっくり
海外メディアによれば、釣ったのはカナダでフィッシングガイドをやっているYves Bissonさんという人。チョウザメ釣りが専門で、ガイドとしては20年の経験が、そして、自分自身でも2万2000匹を超えるチョウザメを釣った経験があるという。
そんな大ベテランの彼が友人を連れ、ブリティッシュコロンビア州のフレーザー川で釣りを楽しんでいたところ、目を疑うような大物がかかった。
「何とか引き上げようと奮闘している間、そいつは2回ジャンプして水上に姿を見せました。僕たちは思わず顔を見合わせましたよ。あまりの巨大さに目を疑ったんです」とBissonさんはメディアに話す。
彼の目測では体長10.5フィート(約3.2m)、重さは500〜600ポンド(約226〜272kg)くらいだったという。
純粋に楽しみのために釣りをしていた彼らは、いったん船の上に釣り上げた後、魚を逃がした。その時に撮ったのが下の動画だ。
@yvesbissonsturgeonco One of the largest I’ve ever seen 🐟 #giant #fish #monster #sturgeon #unbelievable #lovetofish #fyp #fishwithyves #bucketlist #fraserriver #guidelife ♬ Forever – Labrinth
古生代から生き続ける古代魚
その卵がキャビアとして知られるチョウザメは、古生代から絶滅せずに生き残っている、いわゆる古代魚の1種。チョウ「ザメ」という名が付いているが、形が似ているだけで、サメではない(Wikipedia)。
Bissonさんによれば、「チョウザメは世界一強靭な淡水魚」で「ほぼ死ぬことがない」のだそう。釣り上げられて死ぬのはわずか0.012%であることが、追跡調査のデータで証明されているとのこと。
動画に映っているチョウザメは100歳近くになっている、とベテランのBissonさんは見積もる。そして、逃がしてからも「あと100年は生きるに違いない」と言う。(了)
出典元:New York Post:Brilliant moment shocked fisherman reels in 11-foot ‘living dinosaur’(3/18)
出典元:Wikipedia:チョウザメ科
出典元:Wikipedia:古代魚
出典元:Wikipedia:フレーザー川