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ロシア軍がマリウポリの住民を拉致か?収容所へ連行していると証言【ウクライナ】

ロシア軍がマリウポリの住民を拉致か?収容所へ連行していると証言【ウクライナ】
Twitter/Rob Lee

ウクライナ南東部の都市、マリウポリの市議会は、ロシア軍によって住民が収容所へ連行されていると明らかにした。

 

収容所からロシアの遠隔地へ連行か

 

マリウポリ市議会によれば、先週から町の住民がロシア軍に連れ去られ、数千人がロシア領に強制送還されたという。

 

ロシアの占領軍は、マリウポリの左岸地区や、1000人以上が避難していたスポーツクラブのシェルターからも、住民を連行しているそうだ。

 

スポーツクラブの施設に避難していた人々は、ほとんどが女性と子供で、彼女たちはその後収容所へ送られたという。

 

ロシアの占領軍は収容所で、住民らの書類や携帯電話をチェック。やがて住民らはロシアの遠隔地に移動させられたが、彼女らの運命は分からないままだと、市議会は述べている。

 

チェチェンの民兵がビルを攻撃

 

一方で、マリウポリには、チェチェン共和国の武装勢力が入り込んでおり、家を1軒1軒しらみつぶしに調べ、攻撃を加えているという。

 

この武装勢力は、ラムザン・カディロフ司令官に率いられた民兵で、この司令官が投稿した動画にも、ビルに向けて発砲する様子が映っていた。

 

 

カディロフ司令官はロシアがチェチェン共和国に侵攻した後に、擁立された実質的な支配者で、彼自身「プーチン大統領の歩兵」だと述べていた。

 

カディロフ司令官は最近、自身の動画を投稿しており、1000人の民兵が「ウクライナの非ナチ化と非軍事化の特別作戦」のために配備されたと主張した。

 

ドンバスでは男性を強制的に最前線へ送る

 

さらにウクライナのメディア「キエフ・インディペンデント」によれば、ロシア軍は、支配するドンバス地方に住む男性らを、強制的に最前線に配置しているという。

 

しかも男性らは銃を手にしたこともなく、訓練も受けておらず、ロシア軍は彼らを違法に戦わせていると、「キエフ・インディペンデント」は報じている。

 

ドンバスに住むアナスタシアという名前の住民は「ドンバスのこれらの民間人は前線での勤務を強制され、従わない場合は射殺するとロシア軍に脅されている」とメディアに語ったそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Russian-Ukraine war latest: thousands of Mariupol residents ‘being deported to remote parts of Russia’ – live(3/19)

出典元:METRO:Chechen special forces fighting house-to-house in beseiged Mariupol(3/19)

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