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ロシアの戦闘機「Su-34」が国内で墜落、ビルに衝突し激しく炎上

ロシアの戦闘機「Su-34」が国内で墜落、ビルに衝突し激しく炎上
Twitter/The Insider

ロシア南部の都市で、戦闘機が墜落し、住宅エリアの建物に衝突した。

 

戦闘爆撃機「Su-34」が墜落

 

この事故が起きたのは10月17日、場所はウクライナとの国境に近い、ロシア南部の都市・イェイスクとされている。

 

この日、ロシア軍の戦闘機と思われる飛行機が、墜落。住宅街のマンションに衝突し、激しく燃え上がった。

 

 

RIA通信によると、この飛行機は超音速中距離戦闘爆撃機「Su-34(Sukhoi)」で、軍の飛行場からの訓練飛行中に墜落したという。

 

墜落はエンジン火災が原因だと見られ、パイロットは脱出。しかし墜落した機体により建物の5階部分が燃え、上階は崩壊し、約45戸のアパートが損害を受けたそうだ。

 

現時点では4人の死亡が確認されているが、詳細はまだ分かっていない。

 

キーウでドローン攻撃により4人が死亡

 

一方、ウクライナの首都・キーウでは17日、イラン製と思われる自爆型ドローン攻撃が行われ、ウクライナの市民、少なくとも4人が死亡、3人が入院している。

 

キーウのヴィタリ・クリチコ市長によると、28機のドローンが次々と襲来し、インフラ施設、主にヒーティング・ネットワーク(暖房施設)を狙ったという。

 

これらのドローンのいくつかは迎撃されたようだが、残りは施設のオペレーションセンターを直撃。また別の攻撃では、ドローンが4階建ての住宅ビルに激突し、穴が開き、少なくとも3つのアパートが倒壊したそうだ。

 

この攻撃により、妊娠6カ月の女性とその夫を含む4人の遺体が収容されたという。また年配の女性と男性も建物内で死亡したと見られている。

 

イランを制裁するようEUに要求

 

ウクライナの外相は、キーウで少なくとも4人の市民を殺害した自爆型ドローンをロシアに提供したとして、イランを制裁するよう欧州連合(EU)に要求した。

 

一方、イラン政府は再び、ウクライナで使用するドローンをロシアに提供していないと述べている。

 

EUのジョセップ・ボレル外交政策委員長は、ロシアによるウクライナ侵略にイランが参加したことについて、「具体的な証拠」を探すと述べている。

 

しかしアメリカ政府は、イランの無人機(ドローン)プログラムを支援している国や企業に対して、「躊躇なく」行動を起こすと警告した。

 

スームィ州でもロケット攻撃で4人が死亡

 

またウクライナ北東部のスームィ州でも17日の朝、ロシア軍によるエネルギーインフラを狙ったロケット弾の攻撃が行われ、4人が死亡、数人が負傷した。

 

一方、ベラルーシ国防省は、最大9000人のロシア軍兵士と約170台の戦車をベラルーシに配備し、新しい統合軍を構築すると発表している。(了)

 

出典元:The Guardian:Fighter jet crashes in Russian city near Ukraine; Kyiv says 108 women freed in prisoner swap – as it happened(10/17)

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