『ワイルド・スピード』のヴィン・ディーゼル、性的暴行容疑で訴えられる
映画『ワイルド・スピード』の俳優、ヴィン・ディーゼル氏(56)が、過去に性的暴行を働いたとして、ある女性から訴えられた。
ディーゼル氏の会社で働いていた女性
その女性とは、ディーゼル氏の会社「ワン・レース」で働いていた、アスタ・ジョナソンさんだ。
彼女は12月21日、ロサンゼルスの裁判所に対し、『ワイルド・スピードMEGAMAX(原題:ファースト・ファイブ)』の撮影中に、ディーゼル氏から性的暴力を受けたと訴えを起こした。
訴状によると、ジョナソンさんは当時ロサンゼルスの映画学校を卒業したばかりで、パーティーを企画するのが仕事だったという。
また2010年9月に性的暴行があったとされる夜、ジョナソンさんはクラブのホステスを接待する間、セントレジスホテルのディーゼル氏のスイートルームで待つよう求められたそうだ。
訴状に綴られた行為とは?
その部屋で2人きりになると、ディーゼル氏は、ジョナソンさんの手首を両手で片方ずつ掴み、ベッドに引きずり込もうとしたという。
ジョナソンさんは止めるよう頼み、ディーゼル氏の手から逃れ、スイートの正面玄関で彼が離れていくのを待ったそうだ、
しかしディーゼル氏は再びジョナソンさんに近づき、彼女の胸をまさぐり、胸にキスをし始めたという。
さらにディーゼル氏は膝をつき、ジョナソンさんのドレスを腰の方まで押し上げ、内股を含む脚の上に手を這わせて、彼女の下着を下ろそうとしたそうだ。
この時、ジョナソンさんは叫び声を上げて廊下をバスルームに向かって走ったが、やがてディーゼル氏は再び彼女を壁に固定し、ジョナソンさんが拒否したにもかかわらず、勃起した自分のペニスに、彼女の手を置いたという。
その後、ジョナソンさんは恐怖にかられ目を閉じたが、その間にディーゼル氏は自慰行為を行ったとされている。
その日の夜に解雇される
その夜遅く、ディーゼル氏の妹で、会社社長のサマンサ・ヴィンセント氏が電話をかけてきて、ジョナソンさんを就任わずか2週間で解雇したという。
訴状には「彼女にしてみれば、もう役に立たなくなったために解雇されたのは明らかだった。ヴィン・ディーゼルは性的欲求を満たすために彼女を利用し、彼女は彼の性的暴行に抵抗した。ジョナソンの名誉は打ち砕かれた」と述べられていた。
ジョナソン氏は「屈辱、精神的・肉体的苦痛や苦悩で苦しみ、今も苦しみ続けている」とし、「働き始めるにあたって、機密保持契約に署名したため、何年も沈黙を続けてきた」と述べている。(了)
出典元:METRO:Vin Diesel accused of sexual battery by former assistant during Fast Five filming(12/21)